Thursday, March 26, 2009

人生の二年間の無駄

8 時起床。珈琲とクロワサンの朝食。 しばらく確率・統計の教科書のレヴュー仕事をしてから、外出。 駒場で開催されている数学会の年会に行く。 まず、年会費を払い、住所と所属の変更手続きをして、講演の予稿集を買い、 数学専門書販売のスペースをまわってあれこれ本を見る。 午後は企画特別講演を聴き、さらに確率論の一般講演を聴く。

そのあとの特別講演はサボって、チェス友達の S さんと喫茶店で対局。 今日はチェスクロックがなかったので、持ち時間無制限。 黒番、ペトロフ・ディフェンス。 今までは大抵、S さんのタイムトラブルで勝っていたので、 今日は分が悪い。 しかもペトロフをかなり下調べして来られたようだ。 序盤に間違いもなく、中盤のねじりあいの最中、私のポカでピース落ち。 そのあとも一杯に頑張ったのだが、どの罠にもかかってもらえず、 ポーン成りが確定したところでリザイン。 しかし、局後の検討でペトロフの理解が深まった。 しょっちゅうこんな機会があれば強くなるのだがなあ。 持ち時間無制限だったので、一局終わって気付いたらもう 18 時過ぎ。 S さんと渋谷の中華料理屋さんで食事をご一緒してから帰る。 帰宅は 21 時過ぎ。明日も学会に行く予定。

今朝、電車の中で Gufeld のチェス入門書を読んでいたら、 Gufeld の言葉として、「一手悪手を指すのは (または一手テンポを失うのは)、人生で二年無駄にするのと同じ」 と書かれていた。大体、チェスの一局は 40 手くらいなので、 人生を 80 年として、一手の無駄は人生で二年間を棒にふったのと同じだと言うのである。 大体、私の一局では 10 年近く棒にふったところで、 負けたり勝ったりしているように思う。 ちなみに、私の人生では……