初日 1 + 0 = 1.0
午前からトーナメント、ジャパン・リーグ開催。 参加者は 40 人弱くらいで、 GM のヒカル・ナカムラ、IM も一人、 以下、日本チャンピオン始め強豪揃い。 クラス分けは、 予定より 100 高いレイティングを境に、 オープンと A クラスに分けられた。 オープンクラスは大体が皆、FIDE のレイティングも持っていて、 2000 点以上がほとんど。 A クラスですら、強豪やベテランが多い。 私のレイティングは前回から格段に上がって 1500 台になっていたが、 もちろん A クラス。 密かに A クラスで入賞を狙っていたのだが、これは厳しそうだ。
第一局、黒番。レイティング 1800 弱、 FIDE レイティング 2000 弱の強敵に勝つ。 序盤はかなり困ったが、何とか攻め手を作り、相手のブランダーで運良く勝った。 かなり早く終わったので、次まで三時間近く時間があり、 昼食のあと、近くのホテルに戻って少し仮眠。 16 時から第二局、白番。 今度は私とほとんど同じくらいのレイティングの相手。 この局ももらった、と思っていたのだが、 中盤に入ったところでミスをして、 さらにもう一つポカを指し、まるごと 1 ルークダウン。 今回は絶対に投了しないことを誓っているので、 とにかく容易に勝たせることだけはしないよう、 次々に問題や罠を作っては与え、実際にメイトされるまで指し続けた。 投了して勝った人間はいない。 続けていれば、 相手が信じられないようなポカを指すかも知れない。 確かに先に間違えたのはこちらだったが、 どんな単純な局面にも罠は口を開けて待っている。 さらに言えば、続けていれば、相手が体調を崩して倒れないとも限らない。 生憎、今回はそんな幸運には恵まれなかったが。 結局、初日は 1 + 0 = 1.0 ポイント。
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