Friday, August 25, 2006

夕刻のバー

今日も白熱のキャンパスに出勤。 午後は少し会議など。 今日は早く帰れた。 でも、夕食を作る元気はなく、 ふらふらとしながら歩いて近所のバーへ。 テタンジェを一杯、 アスパラガスとトマトと鶏ミンチのキッシュ、 子羊のロースト。 キッシュにはブルゴーニュ産のウォッシュ・タイプのチーズが使われていて、 ぐっと印象的な豊かな味わいに仕上がっていたし、 ローストは付け合わせの伏見の甘長唐辛子が美味しかった。 やはり金曜の夜はかなり賑やかで、 商売繁盛のようだ。

今日は少し遅かったが、私は早い時間のバーが好きだ。 夜はまだ始まったばかりで、 夏だとまだ外には夕方の気配が漂っている。 夜はまだ私のように、と言うにはもう年を取り過ぎたが、 若く青い。 客は自分一人だけで、 グラスは整然と並んで皆、汚れなくぴかぴかに光っていて、 バーのカウンタは水を打ったように清潔で、 バーテンダはまだどこも着崩れていない白と黒の衣装をし、 ネクタイの結び目を直したりしている。 天国の入口はきっと、こんな感じなんじゃないか、と思う。