「…それに、このさき残っている時間は、今までより少ないかもしれない。そんな状態で、 これまでの積み重ねをすべて捨ててしまうことは、なかなかできるものじゃない」 「すべてを捨てるわけではないわ。自分はここにいる。叔父様が三十六年間で築き上げたほとんど すべてのものが、今、この車に乗っているのよ。しがらみというのは全部、叔父様以外のものです」
ニュース: 伊藤清 先生が第一回のガウス賞を受賞されました。 こちら は asahi.com の記事。 確率論の末席の末席を汚す身の私としても、嬉しい限り。 他の分野の方からは身贔屓と言われるかも知れないけれど、 ガウスの名を冠した賞の受賞者、 しかも第一回の受賞者に相応しいと思います。 多分、この受賞者決定はとても易しかったはず。
posted by Keisuke HARA at 11:14 PM
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老猫一匹との隠居暮らし。著書に「測度・確率・ルベーグ積分」(講談社)、訳書に「世界を変えた手紙」(デブリン著/岩波書店)など。
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