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10 時頃、目が覚めた。 しかし、まだかなり疲れが残っている。 午前中は洗濯などして、ぼんやり。 天才プログラマの K 氏からメイル。 この前の結婚式のヴィデオ映像が、 YouTube で送られてきていた。うーん、時代だなあ。 昼食を作る元気もなく、近所の定食屋さん。 午後も起きていられずに昼寝。 トーナメント中は気持ちが張っていたので、 何とか持ち堪えていたが、 昨日の帰りの新幹線の中では、 座席に座ったらもう目も開けていられないほどだった。 昨夜バーで食事したときも、いつ眠り込んでも不思議なかったくらい (バーで寝る、いや瞑想に入る、剛の者もいるらしいが…)。 最近、対面対局を始めて思うに、 チェスはやはりスポーツの一種だ。 近いのはテニスとボクシングだと思う。 夕方、日の出ている内にお風呂に入る。 日の高い内にお風呂に入ると特にリラックスする。 湯船に日射しが入ることがポイントだろうか。 夕食もまともな料理をする気になれず、素麺。
夜、自分の棋譜の整理をちょっと始めてみたら、 我ながら凡手、悪手のオンパレードに憂鬱になった。 左図は唯一の勝局、 X. (1785, FIDE1972) vs. Hara (1574) より、 白 19. Rhf1? の直後。 確かにポカが出やすいムードだった。 対し黒は、19. ... c3! のポーン突き捨て。 逆に言えば、白は 19. c3 と先んじれば問題なかったし、 守らなくても 19. Ref1 と逆側の R を運んでいても良かった。 白も、ああしまった、と思ったのだろう、 ブランダーがブランダーを呼び、20. Qd3??. えっ、と思ったが、よくよく読み直して、 20. ... Qxb2+ 21. Kd1 Bb5 22. Bc1 Bxd3 23. Bxb2 cxb2 24. Kd2 Bxf1 と一直線で黒勝ち。 普通の応手は 20. bxc3 か 20. Qxc3 だろうが、 前者は Ba3+, Qb2, Rc8, Bb5 などで勝ち、 後者は Bb4 から勝ち、と思っていた。 しかし、今になって考えてみると、 黒有利ではあるものの、そう簡単ではない。 多分、実力差と心理的効果からして、その後は負けていたかも。 でも一方では、その時にきちんと読んでいたら、c3 を指せただろうか。 そう思うと、チェスはルール上は偶然がないゲームであるとは言え、 実際はかなり運の要素があるように思う。
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