Thursday, October 05, 2006

秋刀魚のキッシュ

午前中は「プログラミング演習」。 生協食堂で昼食をとって、 午後から夕方まで卒研ゼミその1。 Williams の続き。条件付期待値の残りを終えて、 マルチンゲールの章に入った。 定義、例、マルチンゲール変換など。 夜になって少し雨が降ってきた。 バス停には数百人もの学生の長蛇の列。 図書館で少し暇をつぶして、バスが空いてきた頃を見計らって帰る。

夕食は近所のバーにて。 秋刀魚のキッシュ、雛鳥のソテー。 秋刀魚のキッシュはずっと食べたかったので幸運だった。 今日いらっしゃると思って、作って待ってました! と F シェフは調子のいいことを言っていたが。 ソテーはつけあわせの山芋が美味しかった。 ワインを白、赤一杯ずついただいて、小雨の降る中を濡れて帰る。

第 7 局の直前にトパロフ側から、 クラムニクの着手の 78 パーセントがチェスソフトの Fritzに一致した、 と記者会見発表があったそうだ。おいおい。 もうただの嫌がらせのレヴェルで、 トパロフ側のマネージャは正気とは思えない。 トイレ問題以降の対局は、 クラムニクよりもむしろトパロフが全く自分らしく戦えていない。 激しいプレッシャーはトパロフ側にあると思われる。 それはともかく、棋譜を見よう。 第 7 局は IQP (孤立したクイーンのポーン)テーマの、 なかなか勉強になる局だった。 こういう局面ではクラムニク側のバランスと調和に優れた防御が冱える。 トパロフの特に悪くもないが良くもない、と言った程度の平凡な手を、 じりじりと押し返して攻撃の構想を無効化していく。 第 8 局はクラムニクが白番。注目の一戦が現在進行中。