Saturday, January 27, 2007

バスの三人男

朝食は珈琲のみ。今日も朝から採点を始めたが、 途中で amazon から注文していた某ジュヴナイルの三部作が届き、 うっかり読んでいる間に、昼食の時間になってしまった。 昼食はまた鍋と雑炊。やっぱり骨つきの鶏と豚肉が一番いいだしが取れる。 午後はまた採点に励む。 今日のレポート採点は、文学部の学生からのものが中心。 数学と文学の違いを語っているものがあった。こんな調子。 私の友達は、忙しいから春休みは帰省させないぞ、とバイト先で言われました。 ニュースで、脅されて臓器を売ってしまった主婦のことも見ました。 エトセトラ、エトセトラ。 そして、これらの問題を解決できるのが文学者です。 すごいな、文学者。 もう一つ、何故かは分からないが文学部では、 私が講義中に挙げたあるジョークに強く反応している学生が多かった。 「厳密さの度合いは問題によって使い分けるべきものだ」、 と言う話をしたときに紹介したもので、こんな小話。

経済学者と物理学者と数学者の三人がイギリスの片田舎をバスで旅をしていた時のこと、 一匹の黒い羊が芝生に横たわっているのが車窓から見えた。 経済学者が言うには、「おや、イギリスの羊は黒いんだね」。 それを聞いて物理学者が言うには、 「これだから経済学者はバカなんだ。正しくは、 イギリスには少なくとも一匹の黒い羊がいる、だろう」。 さらにそれを聞いて数学者が言うには、 「これだから物理学者はいい加減だと言うんだ。正しくは、 イギリスには少なくとも一匹、少なくとも片側が、黒い羊がいる、だ」。

夕方、ようやく全レポートの採点終了。我ながら凄い集中作業だった。 後は採点報告票にマークしなければいけないが、 それは教授会の時にでも内職しよう(いけません)。 ふらふらになって剃刀もあてないまま、 近所のワイン屋さんに買い出しに行く。 帰宅して御飯を炊いて、夕食。回鍋肉と葱のスープ。