Sunday, March 04, 2007

クラブ・デヴュー

朝 8 時起きして、すぐに外出。 大阪のチェスクラブ「アンパサン」に向かう。 JR を乗りついで、さらに地下鉄に乗り換えて、 難波に着いた。 そこでさらに道に迷い、歩き疲れて現地に到着。 「アンパサン」に来るのは初めてで、 さらに言えば、そもそもチェスクラブに来るのも初めて。 再来週の土日に全国大会の大阪予選がここであるので、 会場の下見を兼ねて例会に参加してみた。 ずっと前からいつか行こうとは思っていたものの、 交通が不便そうなのが億劫で、今になってしまった。 でも後で聞いてみたら、実は阪急を使えばもっと便利に来られるのだった。 それを知っていれば、もっと前から参加したのに。

午前一局、午後二局。 タイムコントロールは最初の 35 手に 50 分、その後に追加 10 分だが、 同程度のフィッシャー式も選べるようだ。 第一ラウンド、丁度同じくらいのレイティングの相手。 黒番。ダッチ・ストーンウォール。ポカの応酬をして勝ち。 勝者とは敗者より先にミスをした者のことである。 食後に第二ラウンド、また丁度同じくらいのレイティングの方と。 日本語がとてもお上手だったが外国の方だと思う。 白番。スカンジナビアン定跡(1.e4 d5)。 来たなと思って取ったら、さらに謎ギャンビット(2. exd5 e6!?)。 うーむ、クラブ・プレーヤーの洗礼だろうか。これも取る(3. dxe6)。 その後も兎に角、猛烈に攻めてくる。 しかし h2 への激しいルーク・サクリファイスが嘘手で、 そのルークとキングの両取りをかけた手でクイーンをスキュー、 と言う激しい手で返り討ちにできた。勝ち。 第三ラウンド。疲れ切ったところに、本日の最強の相手。 350 ほどレイティングが上の方。 白番。フレンチ。コルチノイ・ギャンビットで、 序盤から 1 ポーン捨てて攻めてみる。 上手と指す時には、攻撃的に指した方が、まだ勝目がある。 多分、攻撃より防御の方がずっと難しいからだろう。 結局、攻めながらのエンドゲームに持ち込めたものの、 やはりそこからが駄目だった。 時間が一分を切ってまともに考えられなくなっていたこともあるが、 それはお互い様なので力の差としかいいようがない。 どう考えてもドローには出来たはずのルーク・エンディングで、 二手先も読めていない悪手を連発して負け。 もっとエンドゲームを勉強しないと駄目だ。 理屈で分かっていても、時間がなくなると正しい所に手が行かない。 第三ラウンドは 2 時間半くらいかかり、もうふらふら。 脳が酸欠状態になって帰る。 帰りは教えてもらった地下鉄プラス阪急方式で早く帰れた。