タイム・プレッシャ
夜中にまた目が覚める。玄関のドアの音で目が覚めたようだ。 そう言えば、執事がスノーボードに行くので深夜に家を出ると言っていた。 青春だなあ。僕には、青春なんてなかったさ(by 高橋源一郎)。 目が覚めてしまったのでやむなく、 寝台の近くに置いている小型のノートPCでメイルチェックなどしてしまう。 某研究集会の招待講演依頼のメイル。大変に光栄なことではあるが、 最新の研究成果を話して下さい、と言われても、 ここ一年まるで進展らしい進展はない。 でも逆に、自分にこのタイム・プレッシャを与えれば、 火事場の馬鹿力みたいなものが湧いて素晴しいものが出来る、 なんてこともないとは言えない。 しかし、実際そんなことは今まで一度もなかったし、 自慢じゃないが私もタイム・プレッシャに弱い。 しかしまた、そういうプレッシャがなければないで、 いつまでも無為徒食の日々を過してしまう自分の弱さも重々承知している。 しばらく考えた上で、承諾メイルの下書きを作成して保存。 一時間ほどあれこれ姿勢を変えて、ようやく寝直す。
9 時起床。今日もまあまあの天気。でもちょっと寒い。 珈琲だけの朝食を取りながら、応諾の返信メイルを出す。 Fritz とチェスをして、いつものように簡単に 1 ピース取られて負ける。 昼食は冷や御飯を使って長葱と卵の炒飯。 午後は寝室で読書などして、のんびり休んだ。 夕食は甘藍とベーコンのパスタ、白ワインを一杯。
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