盤上の敵
8 時起床。結構早起き。 今日はいい天気。午前中は洗濯をしながら、 読書など。 昼食は長葱と卵の炒飯。 午後も読書をしかけたが、途中で読み差す。 「盤上の敵」(北村薫/講談社文庫)と言う本。 この小説は各章の題名がチェスの比喩で書かれていて、 またエラリィ・クイーンの「盤面の敵」(早川勝訳/ハヤカワミステリ文庫) を想像させるタイトルでもあるので、 きっと面白いに違いないと、時間のある時のためにとっておいた。 しかし、読み始めてみると、 いきなり著者からの断り書きがあり、 この小説は心が弱っているときに読んではいけないと言う。 最初はハードカヴァで出版されて相当の評判を上げた作品だが、 この話は辛すぎる、傷付いた、と言う手紙が著者の元に届けられたりしたことから、 ノベルス版を出版するときに、この断り書きが追加されたらしい。 文庫版でもそれが踏襲されている。 実際、読み始めてみると、 第一章だけでも何だか、いやーな予感がする。 折角のほのぼのした休日にそんな気持になるのも嫌だな、 と思って、そこで読み差してしまった。 でも衝撃の傑作でもあるらしいし、 この休日で読むべきか読まざるべきか…
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