Les Diaboliques
早朝に何故か目覚めてしまい、 二度寝したら 10 時まで寝てしまった。 春休みとは言え、いかんなあ。 珈琲だけの朝食、少しエンドゲームの勉強。 昼食は豚肉と長葱で炒飯。 午後は TV でボワロー&ナルスジャックの「悪魔のような女」 のドラマ化の再放送を放映していたので、つい観てしまう。 菅野美穂/浅野ゆう子/仲村トオル主演。 原作が既にスリラーの古典と呼ばれる傑作だけあって、 確か何回か映画化されている。 半世紀も前の A.J.クルーゾー監督、 シモーヌ・シニョレ/ベラ・クルーゾー/ポール・モーリス主演の映画化が名高い。 このストーリーはどんでん返しで有名なのだが、 それを知っていると余計に心理劇として楽しめ、 そこが普通のサスペンスとは一線を画するところである。 また原作を知っていると、 どこまでホラー風味に見せるか、演出するか、と言う鑑賞も出来る。 意外とフランス産のミステリは日本でうけないようで、 古典的名作を除けばあまり翻訳もされないし、 されてもすぐに絶版になる。 時々フランス好きの方に、シメノンのメグレ警視ファンはいるかな。 何となく私の印象では、 フレンチ・ミステリは (1) 登場人物がとても少ない、 (2) 心理描写が濃密または乾き過ぎ、 (3) その割にプロットがトリッキィ。
午後遅くにキャンパスへ出勤。夜の教授会に出るため。 生協食堂で夕食を済ませてから、19 時から教授会。 しかし教授会が成立するための定足数、 教授会構成メンバの二分の一に満たず、 談話会のような格好になってしまった。 しかし会議は予想通り、ヘヴィかつ大荒れ。どうなることやら。 21 時頃、ようやく、と言うか、無理矢理、と言うか終了。 帰宅は 22 時半くらい。 岸恵子主演のクリスティ「予告殺人」、観たかったのになあ。
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