Thursday, April 12, 2007

たこ焼きパーティ

9 時起床。熱はほとんど退いた模様。 珈琲だけの朝食をとって出勤。 生協食堂で昼食。 すぐに 12 時半から、「情報理論」の講義。 部屋に行くと、後ろの席までびっしりと 100 人くらいの学生が座っていて、 部屋を間違えたのかと思った。 講義を始めてもいつまでも騒がしくて、まるで数学の講義にならない。 文系の産業社会部でのマスプロ授業みたいな印象。 今の高回生くらいから 100 人規模の入学者を取るようにしたのだが、 どうしてそんなことになったんだったかなあ… 「数は力だ」の論理だろうか。 このあたりの回生から学生の雰囲気も今までとは全然違う。 100 人規模の学生をねじ伏せるようにしての講義で、 風邪気味の身体にかなり堪えた。 最初の講義だから様子を見にほぼ全員がやって来ただけで、 来週からは少なくなってくれるだろうと信じたい。

研究室に戻って、自動販売機で買ったコーラを飲みながらぐったり。 でも大声で講義したのが良い運動にはなったらしく、 かなり体調が戻った。おそらく明日には完治しそう。 しばらく、「ハンニバル・ライジング」(T・ハリス/高見浩訳/新潮文庫) を読んで、子供時代のレクター博士に共感しつつ、休憩。 家の没落ってのは辛いものだね。 そのあとはセミナまで講義の予習など。

18 時から今期から新しく企画された数理ファイナンス・セミナに参加。 リサーチレヴェルと言うよりは、院生中心のややソフトなセミナになるらしい。 全国の数理ファイナンス業界人にファンの多いクォータ、 院生の I 井さんが世話人として第一回の発表者。 業界用語で言うところの「クレディリ」、 クレジット・リスク(債務不履行リスク)の数学的モデルの話。 企業が借金を払えなくなって破綻するリスクをモデル化して、 社債の値段を計算する分野だが、 素人目には現実の判断に使える精度が出そうにないような。 次回以降は、新任の S 君、Y さんなどに入門的な話をしてもらう予定。 続いて、19 時から研究室にて、 新任の S 君、Y さん、I さんの歓迎会として、たこ焼パーティ。 さすが関西人はどこにでもたこ焼プレートを持っている。 国際シンポジウムから仕切り屋として頭角を現してきた I 村さんが今回も仕切り屋。 野望と戦略の男 A 堀先生がいつまで飲むのか測り知れないので、 一応は体調を慮って、早めに帰ることにする。 たこ焼き作りにいつにない厳しい態度で臨む Y 富先生の姿と、 某院生が教育実習に行ったときのこと、 生徒に「昭和臭い」と言われた、と言う話が印象的でした。

今、私の研究室。これから帰ります。