社会的な動物
8 時くらいに起床。久しぶりに激しい日差し。 暑くなりそうだ。珈琲だけの朝食。 我が家の近くの店で朝礼が始まった。 そんなに近くはないのだが、少しは声が届いてくる。 大抵、私の方が早く家を出るか、 または、まだ寝ているかのどちらかなので、 滅多に耳にしなくてすむのだが、 たまに聞くとなかなか気が滅入るものである。 社訓のようなものを全員で叫んだあと、 皆で社長を称える歌を合唱するのだ。 最初はびっくりしたが、 この頃は、そういうものかも知れない、と思うようになってきた。 それに社員が少ないから滑稽に見えるだけで、 社員が一億人いたらそれほどでもないだろう。 蟻でも蜂でも猿でもそうだし、 きっと、社会的な動物の遺伝子に書き込まれた能力の一つなのだ。 奴隷力とでも言うか、被支配能力とでも言うべきか、 何と言えばいいのか分からないけど… あ、ひょっとしてこれが鈍感力?
出勤して、委員会へ報告書を書き、 某社から依頼された査読論文をプリントアウト。 生協食堂で昼食。 ガスパッチョと、鶏てり焼きと、お漬物セットと、玄米御飯。 この統一感のなさが学食らしい。 12 時半から「情報理論」の講義。 今日もアンケートをとってから。 講義の内容は、情報経路の問題など。 隙間時間に三科目分のアンケート回収を事務に提出して、 平常点評価の記入用紙をもらい、 続いて、14 時 10 分から卒研ゼミS。 マルチンゲール理論のつづき。 夕方、終了。少し事務をしてから帰る。 夕食は肉玉かけ蕎麦。 夜は、カポーティの「草の竪琴」(大澤薫訳/新潮文庫)を読み返す。
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