「…それに、このさき残っている時間は、今までより少ないかもしれない。そんな状態で、 これまでの積み重ねをすべて捨ててしまうことは、なかなかできるものじゃない」 「すべてを捨てるわけではないわ。自分はここにいる。叔父様が三十六年間で築き上げたほとんど すべてのものが、今、この車に乗っているのよ。しがらみというのは全部、叔父様以外のものです」
7 時半起床。 珈琲を飲んで、雨の中を出勤。 午前中は修士ゼミ。マルチンゲール収束定理など。 続いて生協食堂で昼食。冷たいビビンパみたいなもの。 相変わらず、分量は控えめに。 続いて 12 時半から「シミュレーション技法」の講義。 待ち行列理論について。 特に、窓口が一つだけで、 客の到着時間間隔と窓口サーヴィス時間が両方とも指数分布に従う場合について、 具体的に計算。 今日は午後の学科会議はなし。 新学部設置関連で少しメイルのやりとり。 夕方、キャンパスを後にする。 帰宅して一時間ほど仮眠を取る。 夕食は盛り蕎麦と、ピーマンとちりめんじゃこの炒めもの、 最後に蕎麦湯。
目覚めの珈琲。
posted by Keisuke HARA at 9:00 PM
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老猫一匹との隠居暮らし。著書に「測度・確率・ルベーグ積分」(講談社)、訳書に「世界を変えた手紙」(デブリン著/岩波書店)など。
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