Thursday, July 26, 2007

人生に三回

8 時起床。目覚しの珈琲。 曇り空だが、蒸し暑い。 電車の中で、女の子が携帯電話で話し相手を叱っていた。 「あんた、折角のモテ期をそんなんで無駄にしたらあかんでほんま、 このモテ期に一夏の思い出を一杯作ろう、とかアホなこと思てんちゃうの。 人生にモテ期は三回だけなんやで!ほんーま、後悔するで…」 とのことだった。 人生には三回の○○がある、と言う言葉は良く聞くが、 なんとなくそれなりに説得力を感じるのが不思議なところだ。 例えば、人間は人生に三回、大事なものを失なうんだよ、 まず最初は○○、そして○○、それから○○。 とか、女はね、人生に三人、本当に大事な人に出会うんだって、とか。 「3」と言う数字が多くもなく少なくもなく、 誰でも心あたりがあるようで、 今までになければないで、これからあと一つか二つ、 合わせて人生全体で三つくらいはありそう、と思えるところが絶妙なのだろうか。 三つめでオチをつけられるところもいいのかも知れない。 などと考えている間にも、 「でも気付かん内にモテ期が過ぎてるときもあんねん、 小学校のときに二回くらい過ぎてたらどうする? そやろ?だ、か、ら、こそ、モテ期を大事にせなあかんねん」 と、まだガールズトークは続いていたらしかった。

キャンパスに到着して、また生協食堂で早めの昼食。 鯖の味噌煮、菠薐草のおひたしなどと、玄米御飯(S)、味噌汁。 午後は「情報理論」の試験監督。 いつもの教室かと思ったら会場は別の建物の大講義室で、 受験生が 100 人以上もいたのに驚いた。 こんなに受講登録してたんだなあ… 実際、講義を受けてるのはこの 5 分の 1 くらいだけど。 出席を取らないことが如何に強力な学生除けの手段かが分かった。 出席点なし、持ち込み自由にすると、 とても綺麗に整理された板書ノートのコピーや(これは商品として売られている)、 教科書や参考書を沢山持ち込んで、 その場でいきなり解こうとする人が多い。 そんなことができるほど器用で賢ければ、将来の活躍が期待される。 その後は、「暗号理論」の採点。 これは 50 人程度なので比較的に楽。 20 分採点して 10 分休憩、のセットを夕方まで繰り返して終了。

19 時少し前に帰宅。 夕食はジェノヴェーゼ・ソースを使ってスパゲティ。 やっぱり良いオリーヴオイルを買っておいて良かった、 と思う料理だ。 JCA の機関誌が届いていたので、 私が寄稿したところを見たら、脱字があったり、 変なところに変な語が紛れ込んでいたりでがっかり。 まあ校正が一切ないんだからしようがないけど…

玄関にしどけなく寝そべるマダム・クロソフスカヤ