Thursday, August 02, 2007

台風と競争/前割り

8 時起床。目覚ましの珈琲。天気予報を見ると、 台風はスピードアップして、予想以上の速度で現地に近付いている。 肉玉饂飩を作って食べて、午前中に家を出る。 台風とどっちが先に現地に着くか競争。 ほとんどタッチの差くらいで私が勝った。 無事に現地到着。 夜は強い風の吹き荒れる熱帯と化した町で、現地の人と居酒屋に行く。 人気店らしいが、勿論こんな日だから、がらがらに空いている。 芋焼酎の「前割り」と言うもので、あれこれご馳走を食べる。

「前割り」とは簡単に言ってしまえばただの水割りなのだが、 その場で水を混ぜるのではなくて、数日前に混ぜておいたもののことだそうだ。 焼酎は出荷の段階で軟水で割って指定の度数に調整する (この工程を「和水」と言う)らしいが、 それをもう一度、店舗で行なうようなものだろうか。 こうすると、 単なる水割りよりも水分子とアルコール分子が緊密に混じりあって、 味がまろかやになるんだそうだ。 本当にそんな分子レベルの違いが舌で分かるのかと思うが、 ただの水でも、 振動を加えて水分子のクラスタ(かたまり)を小さくすると美味しく感じる、 と聞いたことがある。本当なのかも知れない。 (この水分子クラスタ云々の話はウソでした。 詳しい情報へのリンクなどは以下コメント欄を参照のこと。 30 Nov. 2007)
(ちなみに、水に優しい言葉を話しかけると美味しくなるとか、 結晶の形が綺麗になる、と言うのは、 当然ながら全くのでたらめで、オカルトである。 このオカルトが、 「道徳教育」になるからと言う理由で公立の小学校教育に広まっているのは、 大変心配なことだ。)

台風の速度が速まったおかげで、 今夜の間に日本海に抜けてしまいそうだ。 おかげで明日金曜の午後に無事に京都に帰れそう。