台風と競争/前割り
8 時起床。目覚ましの珈琲。天気予報を見ると、 台風はスピードアップして、予想以上の速度で現地に近付いている。 肉玉饂飩を作って食べて、午前中に家を出る。 台風とどっちが先に現地に着くか競争。 ほとんどタッチの差くらいで私が勝った。 無事に現地到着。 夜は強い風の吹き荒れる熱帯と化した町で、現地の人と居酒屋に行く。 人気店らしいが、勿論こんな日だから、がらがらに空いている。 芋焼酎の「前割り」と言うもので、あれこれご馳走を食べる。
「前割り」とは簡単に言ってしまえばただの水割りなのだが、
その場で水を混ぜるのではなくて、数日前に混ぜておいたもののことだそうだ。
焼酎は出荷の段階で軟水で割って指定の度数に調整する
(この工程を「和水」と言う)らしいが、
それをもう一度、店舗で行なうようなものだろうか。
こうすると、
単なる水割りよりも水分子とアルコール分子が緊密に混じりあって、
味がまろかやになるんだそうだ。
本当にそんな分子レベルの違いが舌で分かるのかと思うが、
ただの水でも、
振動を加えて水分子のクラスタ(かたまり)を小さくすると美味しく感じる、
と聞いたことがある。本当なのかも知れない。
(この水分子クラスタ云々の話はウソでした。
詳しい情報へのリンクなどは以下コメント欄を参照のこと。
30 Nov. 2007)
(ちなみに、水に優しい言葉を話しかけると美味しくなるとか、
結晶の形が綺麗になる、と言うのは、
当然ながら全くのでたらめで、オカルトである。
このオカルトが、
「道徳教育」になるからと言う理由で公立の小学校教育に広まっているのは、
大変心配なことだ。)
台風の速度が速まったおかげで、 今夜の間に日本海に抜けてしまいそうだ。 おかげで明日金曜の午後に無事に京都に帰れそう。
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