フィラデルフィア!
今日も寝坊。 寝室から出ると、階段のあたりからいつもと違う暑さ。 予報では 36 度、実際は 37 度超だろう。 今日は外に出なければいけないのに。 キッチンで珈琲とバゲットの欠片にバター。 コンピュータと 10 分チェスを一局。 Jennifer(1800) を相手に白番。ペトロフ・ディフェンス。 勝ち。 追試験のレポートを受け取るために、久しぶりに出勤。 キャンパスに向かう。 キャンパスはまさに言葉通りに白熱していた。 昼食は生協食堂。鮭の塩焼き、ひじきの煮物、冷奴、味噌汁、 玄米御飯(S)。 午後は追試験のレポートを受けとって採点、報告。 ついでに図書館に行って、必要な資料を探し、四冊ほど借り出す。 生協書籍部で本を買って、キャンパスでの用事は終了。
折角外出したので、 帰りに京都市美術館の 「フィラデルフィア美術館展」 に行くことにする。 (本家リンク: Philadelphia Museum of Art)。 ポスタはあちこちで見かけていたのだが、 「またルノワールとモネか」「何度目だ、印象派」 などと思って興味を持っていなかった。 しかし、デュシャンの「チェス・プレイヤーの肖像」が含まれていると聞いた上に、 知り合いから招待券をいただいたので、早速。 東山駅で下りて、コインロッカーに荷物を預け、 白川沿いを歩いて行く。かなりの暑さだが、 川沿いにほとんど日陰を歩いて行くので少しはまし。 とは言え、「オ・タン・ペルデュ」の前では、 よほどテラスでビールを注文しようかと思ったが、 そこはぐっと我慢して美術館へ。
人の入りはそこそこで、ゆっくりと観られるくらい。 いつものように「Z式」で観る。 つまり、ひととおり順路に沿ってざっと見て出口に到着すると、 今度は逆順に気に入ったものを中心に観て入口に向かい、 さらに順路に沿ってもう一度気に入ったものだけをじっくり観る。 今回、気に入ったのは順路に沿って以下の作品。 ピカソ「テーブルの上に瓶、トランプ、ワイングラスのある風景」/ デュシャン「チェス・プレイヤーの肖像」/ クレー「魚の魔術」/ ミロ「月に吠える犬」/ ステットハイマー「ベンデルの春のセール」/ ワイエス「競売」。ちょっとバラバラな趣味だけど、どうでしょう。 帰りこそ、よっぽどビールを飲もうかと思ったが、 同じ発想を持ったらしい人々で既にテラスは満席。 喫茶室でビールじゃ雰囲気が出ないなあ…と、あきらめて帰る。
夕食は御飯を炊く元気がなくて、 ゴーヤと豚肉と豆腐の素麺チャンプルー。 完全に我流だが、意外に美味しく出来た。白ワインを一杯。
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