Friday, August 10, 2007

フィラデルフィア!

今日も寝坊。 寝室から出ると、階段のあたりからいつもと違う暑さ。 予報では 36 度、実際は 37 度超だろう。 今日は外に出なければいけないのに。 キッチンで珈琲とバゲットの欠片にバター。 コンピュータと 10 分チェスを一局。 Jennifer(1800) を相手に白番。ペトロフ・ディフェンス。 勝ち。 追試験のレポートを受け取るために、久しぶりに出勤。 キャンパスに向かう。 キャンパスはまさに言葉通りに白熱していた。 昼食は生協食堂。鮭の塩焼き、ひじきの煮物、冷奴、味噌汁、 玄米御飯(S)。 午後は追試験のレポートを受けとって採点、報告。 ついでに図書館に行って、必要な資料を探し、四冊ほど借り出す。 生協書籍部で本を買って、キャンパスでの用事は終了。

折角外出したので、 帰りに京都市美術館の 「フィラデルフィア美術館展」 に行くことにする。 (本家リンク: Philadelphia Museum of Art)。 ポスタはあちこちで見かけていたのだが、 「またルノワールとモネか」「何度目だ、印象派」 などと思って興味を持っていなかった。 しかし、デュシャンの「チェス・プレイヤーの肖像」が含まれていると聞いた上に、 知り合いから招待券をいただいたので、早速。 東山駅で下りて、コインロッカーに荷物を預け、 白川沿いを歩いて行く。かなりの暑さだが、 川沿いにほとんど日陰を歩いて行くので少しはまし。 とは言え、「オ・タン・ペルデュ」の前では、 よほどテラスでビールを注文しようかと思ったが、 そこはぐっと我慢して美術館へ。

人の入りはそこそこで、ゆっくりと観られるくらい。 いつものように「Z式」で観る。 つまり、ひととおり順路に沿ってざっと見て出口に到着すると、 今度は逆順に気に入ったものを中心に観て入口に向かい、 さらに順路に沿ってもう一度気に入ったものだけをじっくり観る。 今回、気に入ったのは順路に沿って以下の作品。 ピカソ「テーブルの上に瓶、トランプ、ワイングラスのある風景」/ デュシャン「チェス・プレイヤーの肖像」/ クレー「魚の魔術」/ ミロ「月に吠える犬」/ ステットハイマー「ベンデルの春のセール」/ ワイエス「競売」。ちょっとバラバラな趣味だけど、どうでしょう。 帰りこそ、よっぽどビールを飲もうかと思ったが、 同じ発想を持ったらしい人々で既にテラスは満席。 喫茶室でビールじゃ雰囲気が出ないなあ…と、あきらめて帰る。

夕食は御飯を炊く元気がなくて、 ゴーヤと豚肉と豆腐の素麺チャンプルー。 完全に我流だが、意外に美味しく出来た。白ワインを一杯。