「…それに、このさき残っている時間は、今までより少ないかもしれない。そんな状態で、 これまでの積み重ねをすべて捨ててしまうことは、なかなかできるものじゃない」 「すべてを捨てるわけではないわ。自分はここにいる。叔父様が三十六年間で築き上げたほとんど すべてのものが、今、この車に乗っているのよ。しがらみというのは全部、叔父様以外のものです」
9 時起床。珈琲。昨夜の豪雨のせいか、気温は低い。 昼食には御飯を炊いて、カレーを食べる。 昨日の間違い発見を受けて、 午後は寝台であれこれ考えごと。 時々、猫と握手、とか、猫とじゃんけん、とか、猫とおちゃらかほい、とか。 夕食はまたカレー。多分、後二回くらい。 今度は茄子の素揚げを入れてみた。 夜はチェロを弾く。
posted by Keisuke HARA at 8:57 PM
<< Home
老猫一匹との隠居暮らし。著書に「測度・確率・ルベーグ積分」(講談社)、訳書に「世界を変えた手紙」(デブリン著/岩波書店)など。
View my complete profile
<< Home