Monday, January 14, 2008

ひもろぎ

寒い。今朝は氷点下らしい。寒さのあまり早朝に目覚めたが、 二度寝してしまい、起床は 10 時。またしても子供並に良く寝た。 猫に餌を与えて、マグカップに珈琲を入れて寝室に戻り、昼まで寝床で読書。 Bonfiglioli の "Don't point that thing at me" ("The Mortdecai Trilogy" 所収)を読む。 辞書を引き引き、悩みつつだが、 含蓄のあり過ぎるほどある文章なので、なかなか楽しい。 まだ物語が始まったばかりなのに、 ウッドハウスの若旦那バーティを気取る主人公は既に、 一回拷問され、一回殺されかけている。 冒頭の注意書きによれば、 各章のエピグラフは全てロバート・ブラウニングなのだが、 一つだけは容易にそれと分かる贋作だそうだ。 そんなことを言われても、 ブラウニングなんて「春の朝」くらいしか知らない。 つまり、雲雀がピーと来て、蝸牛がにょろーっと来るやつだ。 どれが偽物かなんて分かりそうにない。

今日はかなり寒いので、昼食は豆腐の卵とじ風の鍋焼き饂飩にしてみた。 予想通りの出来だったが、やはり別々に食べる方が良さそうだ。 食後に半時間ほどチェロを弾く。 明かりとりのために雨戸を開けたら、霙混じりの小雨が降っていた。 午後はレポート採点。 Gmail で展開してもらえない形式で書かれたファイルを (端的に言えば、.docx だが)、集中的に採点した。 DVD で「キル・ビル」などを流していたのだが、 やはりいつまでもジュリー・ドレフュスは綺麗だなあ、 と全然本筋と関係ないところで感心した。

夕方になって、 東京のネットワーク・ハッカー N さんと会食のため外出。 某ホテルに入っている某鉄板焼き屋さんにて。 一年にバスタブ 2 杯分ワインを飲む方の blog で目にして記憶しておいたところ、 N さんがこのホテルに泊まると言うのでお薦めしてみた。 私も初めての店。 流石に美味しいと言っていいだろう。しかし、正直に言って高い。 言わゆるホテル値段なので、社用以外にはお薦めし難い。 特に美味しいのは、 牛肉の脂が滲みたパンで作る、 メインの後のもやしとタルタルソースのサンドウィッチ。 そして最後のガーリックライス。 ガーリックライスは普通は大蒜と御飯だけで作ることが多いが、 この店ではマッシュルームの微塵切りと卵を混ぜて炒飯風に作る。 これが何とも美味しい。 次はホテルのバーに行って、飲み直す。 私はマティーニとカルバドスを一杯ずつ。 京都の飲食業界についてあれこれ議論をして遅くなった。 帰宅は 23:30 くらい。