Sunday, April 20, 2008

昼下がりのビール

9 時起床、と言っても、 珈琲をいれて寝床で読書など。 10 時頃に起き出して、洗濯と掃除機がけ。 昼食は近所の町屋インドカレー屋。 あいかわらず客のいない店だ。 ギネスビールを飲みながら、カレーを待つ。 まったく人生と言うものは油断ならない難物である。 軽いステップを踏んで快調なコースを歩んでいる時でも、 詰め物をしたウナギで私の後頭部をひっぱたくべく、 「人生」が次の曲がり角に潜伏しているものである。 そんなショーペンハウエルの線の哲学的思索に飲み込まれがちな先週だった。 とは言え、日差しも明るく好ましい春、 昼下がりに冷たいギネスビールを飲むと、まあいいじゃないか、 すべて世はこともなし、とブラウニングを暗唱するような素敵な気持ちになる。 私が普段飲むアルコールはほとんどワインだが、 人生とこの世を祝福したくなるような瞬間は、 良く冷えたグラスに一杯の冷たいビールとともにやってくることが多い。 前世はピラミッドの石を運ぶ奴隷だったのかも知れない。

昼食のついでに、近所のワイン屋に行って注文していた品を受け取り、 タリーズで珈琲豆を買って帰る。 今日は良い天気で、シャツだけでも平気なくらい。午後は昼風呂に入り、 さらに昼寝をして、休日を満喫。 夕食は昨日の散らし寿司の残り。 夜は久しぶりに、スミスロフの "125 Selected Games" より棋譜を並べたり。