キャンパスはお祭り
「毎日が低空飛行」作戦を実行するため、 いつもと同じ時間に家を出る。 京都駅で乗り換えホームに行ったら、ものすごい混雑。 本当に端から線路にあふれそうになっている。 しかもほぼ全員が学生かそれくらいの若者だ。 一体、何事だろうなあ…と思いながら満員の電車に乗り込んだところで、 ひょっとしてこれは全員、南草津で降りるのかも知れない、と気付いた。 実際、南草津に到着すると、 京都駅のホームを一杯にしていた人数が降りて、 それより小さい南草津駅のホームを一杯にした。 身動きも取れない。女の子たちはもう音を上げているようだ。 しかし、トンネルに入るたびに「うわ、耳やばい耳やばい。 耳つーんときたつーんときた耳つーんときた」と大はしゃぎしていた若者は、 群集に強いようで、 「うわまじやばいわまじやばいわ」とまた元気にはしゃいでいた。 5分間くらいかけてようやく改札を出ると、 案内係らしき人が沢山いて、マイク片手にバス停の案内をしている。 バスターミナル全体が人で埋め尽されていた。 全員がキャンパスに向かうらしい。 露天のチケット売り場が出て、 その行列とバス停の行列と単に仲間で集まっている集団が交錯して良く分からない。 おそらくこれだろうか、と思う大行列に並んで、 直行バスを3台ほど見送ったあと、ようやく満員のバスに乗った。
キャンパスに到着して、 ようやく今日が新歓祭のようなイベント日であることを知る。 オープンキャンパスの役割もあるのか高校生も少なからずいるようだ。 「うわー、でかっ。外国みたい!」とわけのわからない感想も聞こえれば、 「なんでかわからんけど、 田舎の大型スーパー思い出したわ」と言う、 深く考えさせられる意見も聞こえた。 やはり子供の直感と無意識の洞察力はあなどれない。 キャンパスはもちろん、端から端まで人で埋め尽されていた。
もう既にふらふらになりながら、研究室に到着。 やれやれビルの中は静かだ、と思いきや、 ビルのほぼ前でロック・コンサートとプロレス研究会のイベントが 大音響で始まった。長州力のテーマを聞きながら、 意地になって午前午後と数学を考える。 しかし流石の私も午後の早い時間に集中力が尽きた。 今日、考えた結果分かったことは、 どうやらこの大学ではアントニオ猪木は人気がない、と言うことか。 日の高いうちに帰宅して、お風呂に入り、 思わずヱビスビールを飲んだけど、 これくらいは許されるよね… 夕食はまた適当にパスタ。 夜はプログラミングをするつもりだったが、 昼間で能動的な活動をするエネルギィを使い果たしたので、 プログラミング関係の本を読むことにした。 Kernighan-Pike の「プログラミング作法」とか。
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