procrastination
9 時過ぎに起床。今日は若干の曇り空。 階下に降りて純水だけの朝食。発声練習のため猫と会話。 洗濯をしたり、家事をあれこれ。 寝相が悪かったのだろうか、何だか腰が痛い。 やれやれ、年は取りたくないものじゃ。 昼食は素麺。具は卵と海苔だけ。
午後は昼寝のあと、数学など。 L 先生のノートを一通り理解した。 このアイデアの細部を詰めた preprint を書くつもりだが、 そこまで元気がなくて今日は作業ファイルを作っただけ。 きっと有能な人なら、今日中にもう数ページは書き始めているか、 それどころか数日前に始めてもう出来ているのだろうな、 と思う。 しかし、私が十五年をかけて、ようやく身につけたライフハックの奥義は、 「作業する気が起きなくても、作業ファイルだけは作れ」である。 最悪の場合、空のフォルダだけでもいい。これなら 10 秒あれば出来る。 今、仕事する気がなくても、机の上に資料だけは出しておくとか、 または、ノートを開いてその上にペンを置いておくとか。 そのお陰で超怠け者を脱却して、並の怠け者程度にはなれたと思う。 と、偉そうなことを書いたが、 作業ファイルを作ったあと、 何回もフリーセルをしてしまった私である。 食材が尽きたので夕方、気温が下がってから買い物に出る。 夕食は、茄子や甘長唐辛子など夏野菜とベーコンのアーリオ・オーリオ、 とでも言うのだろうか、まあ適当パスタ。胡瓜のサラダ。 ピノ・ブランを一杯だけ。夜は読書など。
``Creators on Creating" (Ed. by F. Barron, A. Montuori, A. Barron/ Tarcher-Penguin). フランク・ザッパからリチャード・ファインマンまで、 ダ・ヴィンチからアーシュラ・K・ル=グウィンまで、 ミシェル・フーコーからフェデリコ・フェリーニまで、 古今のさまざまな分野のクリエイターたち 39 人が、 創造の秘密について語ったエッセイ集。 やる気が出ないときに私が読む栄養剤本の一冊だが、 「ああ、偉い人は、そのなんと言うか、つまり、偉いのだな……」 と言う結論になって、余計やる気が出なくなる、 という悪循環に陥ることもある。 フェリーニ曰く、 「旅に出るにはいつでも言い訳が必要だ。 同じく、映画を撮り始めるにも言い訳が必要だ。 クリエイターには常に言い訳が必要なのだ。 クリエイターにはほとんど強制的に仕事をさせるべきだね。 芸術家を休みなしに朝から夜まで働かせる国の機関があるといいかも知れない」。
<< Home