ヌーヴォに酢豚
7 時起床。シリアルと珈琲の朝食。 食後は、朝風呂に入り、湯船で「計算機プログラムの構造と解釈」 (サスマン=エイブルソン=サスマン/和田英一訳/ピアソン) をのんびり読む。 やはり賢い人が書いた本は爽やかな知性に満ちていて、 読むと心が洗われる。そのあと、書庫の整理をして、 ダンボール箱に詰めた本をもらってくれそうな人にクロネコで送りつけ、 外出ついでに近所のワイン屋で注文していたヌーヴォを受け取り、 スーパーで食材を買って帰る。 昼食はチゲ鍋とそのあとの雑炊。午後は昼寝をしてから、 また本の整理をして古本屋に売りに行く。
町はかなりの人出。京都は観光シーズンの真っ盛りだ。 本を売ったあと買い物のため高島屋に入ると、 こちらも大入り満員で、宝飾品売り場に人が群がっている。 さすが、今年も週末があとわずか 6 回ともなれば、 クリスマス、年末商戦の華やかさだ。 わしも若い頃には彼女にショーメをプレゼントしたりしたものじゃよ、 バブルってものがあって、信仰薄き者まで年末に浮かれ騒いでおった、 前世紀のことじゃがのう。 目当ての地下食品売り場も身動きできないほどの人。 買い物を済ませて河原町駅から帰る。 特急が大変に混みあうし、数分の差しかないから、 できるだけ快速に乗るように、と係の人が拡声器で説明している。 やれやれと家に辿り着く。
夕食には北京風酢豚を作った。 紹興酒の代わりに赤ワインを使うところがオリジナル。 なかなかいい感じに出来た。 つんとくるくらいの黒酢の酸味、脂身たっぷり豚バラ肉の濃厚な味わい、 胡麻の香りが特徴で、 好きな人にはたまらない料理だが、猛烈に身体に悪そうで、 万人うけはしないかも知れない。 思うに紹興酒の代わりにワインを使うと味が滑らかになって、 ちょっと食べ易くなる。 お供は今年のボジョレ・ヌーヴォをグラスに一杯。 さらに饂飩の茹でたてに一味、九条葱、醤油をかけて食べた。
明日の夜は会食の約束がございますので、 更新が遅れるかも知れません。 昼間に時間があれば更新予約します。
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