Monday, December 01, 2008

カーテン / 物件談(その一)

8 時起床。今日は良い天気だ。ゴミ出しをして、シリアルと珈琲の朝食。 いよいよ 12 月。新しい手帳に切り替える。A5 版の大型手帳にしてみたものの、 今年の年末 12 月分はおまけのため使えるスペースが半分で、 ちょっと残念。早く一月にならないかなあ。 手帳を見ていて、今週の土曜日が月曜日であることを思い出し、 ブルーな気持ちになる。祝日も授業日にしている R 大学でも、 「成人の日」だけは休みにするため、その分の振替授業日だ。 バスで衣笠に出講。学生食堂で早めの昼食。 予習などのあと、13 時から「数理の世界」。今日から易しい確率の話。 続いて、14:40 から「情報の数理」。 Shannon-Fano コードの続き、情報源の拡大と直積のエントロピィ、 Shannon の第一定理など。こちらのキャンパスでは雑用のしようもないので、 講義が終わったらすぐにバスで帰る。家の近所のスーパーで食材などを買って帰宅。 夕食はまた水炊き鍋。 ポルトガルの白ワインを一杯だけ。これは鍋にぴったりだった。 味ぽんと七味にあう感じ。あとはうどん。食後しばらくして、珈琲とワッフル。 夜は不用なカーテンをまとめてゴミ出しの準備。 けっこうかさばるので一回では無理のようだ。 私の近所では一度に 45L のゴミ袋二つくらいまで、ということになっている。 カーテン処分にあと二回くらいかかりそう。

新居を決めるまでは、かなりの数の部屋を見てまわった。 中には相当ユニークなものもあり、 最近は思い切ったデザインの物件があるんだなあ、と思った。 例えば、不動産屋さんが「この物件はちょっと予算オーバーですが、 なかなかすごいですよ。一見の価値ありです」と言うので見に行く。 図面からは普通の 2LDK としか分からない。 「黒の部屋と、白の部屋と、ブラウンの部屋があります」 「はあ、部屋が真っ黒とかですか?」 「いえ、色をイメージしてるってことでして、 それぞれ設計が違うんですね。黒がおすすめです」、 などと言う会話をして、ゴージャスなエントランスを入る。 扉と壁の区別がほとんどつかず、どこに進めばいいのか良く分からない。 忍者屋敷みたいだ。 「これも一種のセキュリティです」などと説明されながら、 二人で道に迷いつつ、何とか目的の階へ。

部屋に入るなり、おおっ、と思わず声をあげてしまった天井の高さ。 普通の二階分か、それより高いようにさえ見える。しかも、 南向き部屋の前面全てが下から上まで巨大なガラス窓だ。 部屋の広さは普通の 2 LDK なのに、この高さは何ごと。 「ね?どうです?」 「たしかに……なんと言いますかユニークですよね。 横より縦の方が長い部屋っていうか……むにゃむにゃ (「三毛猫ホームズの推理」っていうか)……」 「そうでしょう。ほら、月が綺麗ですよ」 「はあ、たしかに綺麗です……」。 異様な広さの窓の上の上の方にぽかんと満月が見える。 何だか、断崖絶壁の上に立って月見しているようだ。 「夏は凄まじい光線でしょうねえ」 「カーテンがあれば大丈夫です」 「ここにかけるカーテンありますかね」 「特注、ってことになりますね!」。 同じく南向きの隣の部屋も同じ調子だが、こちらは背面が下から上まで収納だ。 この高さなので、収納十分と言って差し支えなかろう。 勿論、上の方は届かないので、長い梯子がかかっている。 面白い部屋だが、どんな人が住むのだろう、もう一つ分からない。 「いやあ、面白い部屋です。次、行きましょうか」 という感じで退室。