マスター・ヤコブソン
また 9 時近くまで寝てしまった。 昨夜は 23 時にはもう熟睡していたのだが。 珈琲と和菓子の朝食。 大型ゴミの廃棄は全部済んだかな、と思っていたのだが、 昨日キッチンの掃除をしていたら小型の一口コンロが出てきた。 そう言えば、昔、下北沢の事務所用の1ルームマンションに住んでいたとき (同じ間取りの隣の部屋がネイルサロンだった)、 キッチンに電気コンロ一つしかなかったので購入したのだった。 市に電話をして尋ねると、 小型とは言えコンロは大型ゴミに分類されるらしい。 しかし、来週回収に出す予定の掃除機とまとめて一つにしてよい、 とのことだったので助かった。
衣笠に出勤。学生食堂で早めの昼食をとり、 書籍部で「文学界」の小川洋子さんと若島正さんの対談の立ち読み。 小川さんが、「モーフィ時計の午前零時」(国書刊行会より刊行予定) で私が翻訳を担当した短編小説「マスター・ヤコブソン」(T.Krabbé) に言及して下さっていて、ちょっと嬉しかった。 私が思うに、「ヤコブソン」はなかなかの佳作の上、 通信チェスやチェス・プロブレムと言った、 日本人には馴染みのない世界を本質的に扱っているところが、 貴重な一品だと自負しております。 いや、私が自負しているというよりも、選者のセンスが流石です。 以上、宣伝でした。
講師控室で予習のあと、13 時から「数理の世界」。 非ユークリッド幾何学の歴史。 続いて 14:40 から「情報の数理」。BSC のシステム・エントロピィ、 相互情報量、経路の容量など。 講義のあと、聴講者から帰省土産をいただいた。 講義終了後、少し控室で休憩してからバスで帰る。 久しぶりに連続講義でちょっと疲れた。 夕食は、鶏の水炊き。ボルドーの白ワインを一杯だけ。 あとは雑炊にする。やはり鍋は雑炊ですよ、何と言っても。 三が日のあと数日禁酒していたので、ワインが美味しい。 夜は修士論文のチェックと、学生からの質問にメイルで答えたり。
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