ルーキー
今日から三日間のチェストーナメントで東京。 もうしばらく一日のコースで練習した方がよいのだが、 ちょうど連休でもあるので、思い切って本格的なトーナメントに出てみた。 レイティングで分けられているので B クラス、 もちろんその中でも一番下の方だ。 今日は二連敗の上に、信じられないようなポカを出してしまい、 それがあまりに凄いブランダーだったので、 やはりこの年になってから OTB (over the board)を始めるのは無謀過ぎる、 としばらく落ち込んだ。 なんと、相手からのドロー提案に対し、 きっぱり、「ノー!」と拒否して指した一手がルークただ取られ。 明日から気持ちを切り替えられるかが問題。
盤面を挟んでの通常の対局では、 いかにミスを避けるかとか、 いかに集中力や闘争心を途切れずに保つかとか、 いかにあきらめずに悪い盤面を耐え続けられるか、とか ある意味で盤外の力と技術が半分どころか、 ほとんど全てなんじゃないかとさえ思う。 そういうことを知ってみたい、 と思ったのが OTB トーナメントに出始めた動機なのだった。 その意味では、初日から大変に勉強になった。 いろんなことを学ぶには人生は短か過ぎるし、 だからあれこれやると何もかも中途半端になるんだけど、 それでも私はいろんなことをしてみたいんだ。 死刑を命じられたソクラテスは毒人参を飲んで死を待つ間にも、 フルートの練習を始めたというじゃないか。
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