Wednesday, March 14, 2007

湯上がりの一杯

今朝も寝坊。いかんなあ…調整しよう。珈琲だけの朝食。 昼食は冷や御飯を使って、卵と長葱の炒飯。 炒飯を作るときには、油の後、卵を一番先に入れるのだが、 実はそれを知ったのはそんなに前のことではない。 そうすると確かに、鍋に焦げついたりせず上手に出来る。 やはり何事も正しい方法を学ぶことが大事ですね。 午後は自宅でお勉強。 この時期は大学の仕事が少なく、自分のしたいことができて嬉しい。 夕食は御飯を炊いて、麻婆豆腐と葱のスープを作った。 夜はシェリー酒を飲みつつ、読書など。 シェリーはもっときついお酒かと思っていたけれど、 これはまろやかで美味しいです。

政治資金の不正使用問題で今度は、一本五千円の水を飲んでいるからだ、 と主張しているのを知って、 なるほどそれなら一年で五百万円くらい簡単に使えるなあ、 とむしろ感心した。 それで、こういう話を思い出した。 トレーダーやファンドマネジャーの中には年収が数十億円なんて人がいて、 一体そんな人たちは何にお金を使っているのかねえ、 なんて私のようなつつましやかな生活をしている者は思うわけだが、 そのあたりの事情を、業界人が私にレクチャーしてくれた話である。 「先生だってお風呂上がりにビールの一本くらい飲むでしょう? (私は飲みませんが。) まあ飲まなくても、それくらいは普通だってことはいいでしょう。 お金があると、そのビールがシャンパーニュになるわけです。 もっとお金があると、それがヴィンテージのシャンパーニュになる。 そうすると、お風呂上がりの一杯の五百円が、 簡単に五千円、五万円になりますね。 風呂上がりの一杯だけで既に一ヶ月で 150 万円使える。 一年にすれば 1800 万円だ。風呂上がりの一杯だけで。 ま、そんなわけですよ」。 つまり、何か特別なことをすると言うより、 何もかも全てのコストが容易に十倍、百倍になるのだ、と。 もちろん、 風呂上がりの一杯をビールからヴィンテージのシャンパーニュにしても、 百倍美味しいわけでも、百倍幸せになるわけでもないが、 確かに百倍のコストはかかるのである。