一粒のらっきょう
就眠儀式として、 パンドルフィーニの簡単なエンドゲームの問題集から一題だけ選んで、 頭の中で解くようにしているのだが、 そのせいで寝るのも遅くなるし、眠りも浅い気がする。 何故だか朝方一回、目が覚めてしまう。 そして次に目覚めたら、10 時。いかん。 今日はかなりあたたかい。ようやく春の兆しか。 朝食は珈琲とバゲットを二切れ、クリームチーズ。 昼食は近所の町屋インドカレー屋さん。 魚のカレーと豆のカレー。最近、辣韮が一つだけつくようになった。 他はインド式なのに、 皿の真ん中に一個だけ辣韮が転がっているのも変な風景なのだが、 好きだからよしとしておこう。 ワイン屋さんでチーズを買って、郵便局で一つ用事を済ませて帰る。 午後はようやく講演の準備をする。 今日は OHP シートのアウトラインをノートに作った。 夕方には雨が降った。春雨、かも知れない。 夕食は砂肝と大蒜の芽でスパゲティにしてみた。
最近のニュースは大抵、飛行機とタミフル。 どちらもまともなリスク評価の情報は一切なく、 紋切り型のコメントが繰り返されている。 ちょっと話は逸れるが、 某報道ス○ーションの司会のコメントの紋切り型凡庸さは芸の粋まで逹していて、 恐怖感すら覚える。毎日観ていると慣れるのだろうか。 ええと、それはともかくとして、何だっけ。そうタミフル。 タミフルを投与された患者の異常行動はニュースになるが、 投与されないインフルエンザ患者が異常行動しても、 死亡しても、ニュースにならない。もちろん後者の方が多く、 特効薬タミフルを使用禁止にすることには、かなりのリスクが伴う。 しかし、おそらく本当のリスクはどれくらいか、と言うことよりも、 人々をどう安心させるか、と言う感情面の判断が重要なのだろう。 例えば、十代へのタミフル投与を制限すると発表したことは、 なかなか良い判断かも知れない。 十代の青少年は単に丈夫なので、 タミフルを投与しないことによるリスクが低い。 つまり出来るだけ何もしない方向で、 何か対応をしている、と言う安心が与えられる。 専門用語で言えば「セキュリティ芝居」だが、 お芝居の有効性は侮れない。
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