Saturday, August 11, 2007

卵を落としたとき

10 時起床。いかんなあ…来週からはちゃんと早く起きよう。 今日も最高気温 36 度の予報を見るまでもなく、 この寝室を出た踊り場のむっとするような暑気は猛暑。 階下のキッチンで珈琲とバゲットの欠片にオリーヴオイル。 コンピュータと 10 分チェスを一局。 David(2000) に黒番、ペトロフ。負け。 通信チェスの手を考えたりしている内に昼。 甘長唐辛子のスパゲティ、ワインを一杯。 食後のルイボス・ティを飲みながら、 フィッシャーの "My 60 Memorable Games" から一局並べたり。

遅く起きたので昼寝はなしにして、 昨日借りてきた本に目を通したり。 16 時前、休憩がてら近所のワイン屋さんの夏の決算セールを覗きに行く。 大きな通りに出たら、猛烈な日射しと熱波。37 度どころではない。 こんな時間のこの暑さなのにさすがセール、店舗はお客で賑わっていた。 セール商品を三本購入して帰ってくる。 ここまで暑いとなると、しばらく昼間は外に出られないな…

夕食には、鰹の叩きの散らし寿司。 一人分の散らし寿司と言うのも作り難いので、二人前弱くらい作る。 卵の澄まし汁を作ろうとしたら、うっかり卵を床に落としてしまった。 私はかれこれ二十年ほど、一人で暮らしているが、 つくづく嫌になるときがある。 その一つが、卵を床に落としたときだ。 もう一つは、煮込み料理を鍋ごと床にひっくり返したとき。 情けなくて、その場で自殺したくなる。 どちらかと言うと煮込み料理の方が派手な気がするが、 卵一つを床に落としたときのショックも、 地味に、ヘヴィに、ボディブロウのように効く。 フロイト的に何かを象徴しているのかも知れない。 真面目に考えたくないテーマだな、ほんと。 それはともかく、今日は運良く殻が丈夫だったらしく、 中身がほとんど殻の中に残っていたので、 無駄にせず溶き卵のような感じでお吸いものに使った。 中華料理に出てくるようなやつ。 立ち直りの早さが重要だ。 散らし寿司は結構美味しく出来て、 二人前弱、一人で全部食べてしまった。いかんなあ。 立ち直りを強化するために、 風呂上がりに今日買ってきたシャンパーニュを一杯だけ。