Saturday, September 22, 2007

仙台の秋

フェリのジゼルは本当に綿毛のようだね。 反重力装置でもついているのかと思った。

8 時起床。バスで東北大キャンパスヘ。 学会二日目。午前は分科会の一般講演。 昼食は生協食堂。 午後は別の分科会の特別講演を聴きに行く。 とは言え、講演者は確率論方面の方だったので、同業者が多い。 兄弟子たちとも会い、立ち話。 続いて、学会賞授賞式。確率論の大御所 F 先生が秋季賞。 関賞はフランスの高等研究所 IHES。ディレクタが賞状を受けとり、 フランス大使も祝辞の挨拶をしていた。 会場でチェス友達の S さんに会ったので、 受賞講演などはサボって仙台駅近くのスターバックスでチェスを二局。 埼玉マッチ(1.0-1.0)に続き、仙台マッチ。 夜は S さんと一緒にスペイン料理屋で夕食。 数学、チェス、詰将棋、ピアノの話など。 学会に来ると数学を頑張らないといけないなあ、 と思い、S さんと会うとチェロもチェスも頑張らないとなあ、 と思うのだが、 家に帰ると日常の続きに戻ってしまう所が凡夫の哀しさ。 22 時頃お開きにしてホテルに帰る。 食事の間に雨も上がり、昼間は暑かった仙台の街は肌寒いほど、 すっかり秋になっていた。

明日の夜も会食の予定が入っているので、更新は遅くなるか、 あるいはスキップします。

メキシコ観戦をしていないので、仙台マッチの結果でも。 第一ラウンド、黒番。ペトロフ防御。 序盤でエクスチェンジアップしたが、 中央にポーンを並べられポジションはいま一つ。 攻めあぐねていたところに勘違いをして、駒割りで追い付かれた。 結局、こちらのパスポーン 1 つの代わりに相手はナイト、 と言う厳しいエンドゲーム。しかし楽んで指せたことと、 相手のタイムトラブルもあり、何とか勝つことができた。 第二ラウンド、白番。シチリア防御タイマノフ変化。タイマノフは良く知らないので、 定跡を外しに行く。 定跡外しに無理をしたので、序盤でかなり不利になったが、 中盤から色々とタクティクスが見え始め、面白いゲームになった。 多分、黒がエクスチェンジの判断ミスで、 黒マスを弱くしたことがポイントか。それ以外は、はっきり黒が良かった。 タイムトラブルの助けを借り、アタックが決まってメイト。 二連勝。やはり持ち時間がせいぜい 30 分と短いと、 やや分があるようだ。でも最近の感触では、時間制限がないと負けるな、と思う。