ウースター家の掟
8 時起床。カーテン越しの日差しからして、 今日の京都は良い天気らしい。 しばらく寝台で「ブランディングズ城の夏の稲妻」(P.G.ウッドハウス/ 森村たまき訳/国書刊行会)を読む。 やっぱり、ウッドハウスはいい。偉大なる人生の師だ。 今年は、友だちをがっかりさせず、 淑女のプロポーズは断らない、そうありたいものである。 階下のキッチンでクロにキャットフードをやり、 自分には珈琲。キャットフードが丁度切れた。 天気が良いので散歩がてら、キャットフードを買いに行く。 帰りに新刊書店で、 ソレルスの「女たち (上・下)」(鈴木創士訳/河出文庫)を買った。 世界は女たちのものである。
午後は少しチェスプロブレムを考えてから、昼寝をし(まだ寝るか)、 少し原稿書きの仕事。 年末に書き出してみたら、 やっぱりいま一つのような気がしてきたので、 また白紙に戻して一から構想を練り直す。 あれこれ絵を描いて、色々やってみる。 もう丸一日、二日構想に必要かなあ。 一時間ほどチェロを弾く。 ロングトーン、スケール、リーのエチュード、 G 線上のアリア。 夕食まで、"The Creative Habit" (T.Tharp)を読む。
夕食は、お正月らしく歌舞伎中継を観つつ、 またおせちの残り、巻き寿司、稲荷鮨。 やっぱり、助六は團十郎やね。 昨夜から開けて飲み始めたローランのモレサンドニ '94 年。 近所のワイン屋の社長のおっしゃるには、 良い年ではないがこういう感じがお好きだろうと思う、 とのことだったが、確かにそうであった。 少し感動したくらい。
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