太巻き、散らし、テリーヌ、鶏肝のスパゲティ
9 時起床。寒い。今日の京都は曇り空。
寝床で「モンテーニュ私記」(刈穂瑞穂/筑摩書房)を読む。
10 時頃になって寝床から抜け出し、
猫に食事を与えて、自分には珈琲。
買い物リストを作って、近所のスーパーに食材の買い出しに行く。
午前中は御飯を炊く一方で、高野豆腐を煮て、厚焼き卵を作る。
御飯が出来たら酢飯にして、巻き寿司を作る。具は高野豆腐、卵、三葉。
別に昼食を用意するのが面倒で、
余りの酢飯と具に薬味の生姜と炒り胡麻を混ぜて、
サボり散らし寿司を作った。
一緒に NZ の "Neudorf" のシャルドネを一杯半ほど。
巻き寿司のついでにやむなく作ったわりに美味しくて、
追加分まで作り、少し気持ち悪くなるくらいまで食べてしまった。
食後に番茶で一服してから、いよいよメインイベント。 鶏レバ、玉葱、大蒜を炒めて酒で香りをつけ、 生の肉類は包丁で叩いて手で練る。 このパテはこれでもいいかなあ、と言う感じだが、 パテの種類によってはなめらかな食感が好ましいときもある。 やっぱりフードプロセッサ買おうかな、と思いつつ、 ボウルにあれこれ入れて混ぜあわせ、冷蔵庫へ。 近所のバーのシェフによれば一日マリネするものだそうだが、 素人がそこまでするのもみっともないかと思い、 火を入れるのを夜にしてそれまで寝かしておく程度にする。 朝から料理のし過ぎで疲れたので、昼寝。 ちょっと横になるくらいのつもりが、二時間くらい熟睡。 ほんとうにいくらでも眠れる。
夕方起き出して、夕餉の支度。
パテ作りに余った鶏レバーを使って、スパゲティ。
一緒に NZ の "Trinity Hill" のシラーを一杯。
食後に珈琲を飲んで一服してから、湯煎作業に入る。
昼間に準備しておいたものを組み合わせて、
ベーコンを敷いたパウンドケーキ型に詰め、
ハーブ類を載せてベーコンで包み、湯煎にかける。
火の番をしながら、「モンテーニュ私記」を読む。
読了。しみじみとした本当に良い本だった。
ルネサンスを頂点にその後、
人間の精神は単調に退歩しているんじゃないかなあ…
湯煎に一時間半ほどかかる予定で、まだもう少しかかりそう。
出来てから少なくとも一日は置くので、
食べるのは明日の夜以降。
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