パテ・ド・カンパーニュ
9 時起床。寝床でしばらく 「僕には数字が風景に見える」(D.タメット/古屋美登里訳/講談社) を読む。目覚しの珈琲。 昨日作ったテリーヌの切り口を見たくて、少し味見。 完璧。天才だ、私。進む道を誤ったんじゃないかなあ… と、しばらく健康的な勘違いに浸る。 本当を言うと、火が少し入り過ぎているようだし、 ハーブ類はもっと効いていてもいいか。 豚の背脂のダイスの代わりに、 別に調理した鶏レバを使ったのは良いアイデアだった。 テリーヌはさておき、 これまた昨日作った太巻きを吉方を向いて黙々と食べてから、 大阪のチェスクラブへ向かう。 外は寒い。雪でも降りそうだ。
午後からの二局に参加…と思ったら、 今日は名古屋と神戸で全国大会の予選が開催されているせいか、 誰も来ておらず。マスターと二人だけで対局。 白番で勝ち。 途中で、初めてと言う外国人青年がやってきたので、 私が相手をした。大阪でプログラマをしているらしい。 雑談をしながら対局。 1. e4 e5 2.Nf3 Nf6 と来て、 子供の時以来だと言うわりになかなかやるじゃないか… と思ったら、3. Nxe5 Nxe4 で、やっぱり本当に子供の時以来らしい。 すぐに終わって時間が余ったので、 マスターと手番を変えてもう一局。 今度は中盤で変なことになってしまい、 さらにはポカで不面目な負け方をした。おとなしく帰っておくのだった。 帰りの車中では、タキトゥスの「年代記」(国原吉之助訳/岩波文庫)を読む。 どうやら人間と言うものは、ローマ時代から変わっていないようだ。
夕食も自宅にて。 昨日料理したときの残りの卵液とベーコンを使って、 カルボナーラを少し作る。 次は、また余りものの鶏もも肉にハーブを載せ、 大蒜と一緒に焼いて、 ベビーリーフなど適当につけあわせてメインにする。 オレゴン "Eyrie" のピノ・ノワールを一杯だけ。 91 年だがもっと古いような良い色あい、 香りも味もなかなか。 頒布会だったので正確な料金は分からないが、おとくなのかも。
<< Home