Tuesday, March 25, 2008

雑用三昧

8 時起床。ゴミ出しをして珈琲を飲んでから、 掃除機がけに洗濯。 今日の予定を整理して、BKC に出勤。 車中の読書は「生きのびるためのデザイン」(V.パパネック/阿部公正訳/晶文社)。 キャンパスについて、学生食堂で昼食。 今日はやけに学生が多いなあと思ったら、 後で知ったことには今日はガイダンスだそうだ。 さて、一服してから仕事に取りかかる。 手帳によれば、現時点で「すぐすること」が 11 個ある。 出張報告書を書いて提出したり、 研究費の最後の領収書を整理して事務に出したり、 TA 用の教科書を手配したり、 未だに残っているシラバス問題の関連で事務にお願いしたり。 この時点でほとんどの事務員が学生ガイダンスのために出払っていることが分かる。 電話の伝言やメイルで頼んだあれこれが、 どこまでちゃんと反映されるか分からないが…最善は尽した。 途中で、生協書籍部に行って、 最後の研究費の残りで岩波数学辞典第四版と、 事前に注文しておいた "Lions' commentary on UNIX" (J. Lions / 岩本信一訳 / アスキー出版局) を買った。

車中で "Lions' commentary" を読みながら帰る。 PDP11 と言う古の名機を相手に書かれていて、 そこが良いところでもあり、ハードルの高いところでもあり。 私より 10 歳から 20 歳くらい年上のハッカーに「昔、PDP11 とか言うのが…」 とささやくと、おそらく小一時間か二時間ばかり、 その美しく単純かつエレガントで先進的な設計思想について、 遠い目をしながら語ってくれる。

「PDP11 の設計者は、メモリ空間の1ページを犠牲にすることで、 特殊な命令種別を提供しなくてもさまざまなデバイスレジシタをアクセスできるようにした。 このページのレジスタに対するアドレスの割り当ての方法は魔術である。 すなわち、その値は伝統によって神聖化され、異議を唱えてはならない」 ("Lions' Commentary" 第二章「基礎知識」より)。

帰宅は 19 時半くらい。 もう料理を作る気力がない上に、最近はずっと外食で冷蔵庫も空なので、 近所のバーに電話をしたら今日は満員とのこと。がっくり。 その仕返しと言うわけでもないが、今週金曜日の夜に二人で予約した。 東京からのお客さんの接待用。 やむなく、冷蔵庫としばらく相談したあげく、 セロリの葉っぱの部分でスパゲティを作り、 玉葱のオムレツ(with ケチャップ)を添えて、夕食にする。 白ワインを一杯。食後に珈琲。