Saturday, July 19, 2008

副作用

8 時起床。窓から見るには今日も蒸し暑そうだが、 外に出る予定はないので問題ない。 でも見るだけで気持ちは夏。 どうも体調がすぐれない。 朝食はレモネード。 また寝台に戻って、しばらく読書。 「幸福について」(ショーペンハウアー/橋本文夫訳/新潮文庫)を読む。 ようやく起き出して、Karpov の棋譜(Belgrade 1996) を並べたりしている内に昼。

昼食はトマトソースで夏野菜とオクラのリングイネ、 と言うより、先週に作り過ぎたラタトゥイユがなくならないので、 一気に片付けるためにパスタにした。 まったく適当に「こんな感じかな」で作ったのだが、 けっこう美味しかった。 食後に珈琲。ようやく目が覚めてきたことだ。 まとめて一息に読もうと思っていた本があったので、 レモネードを飲みながら読書。 日の高い内にお風呂に入り、湯船でチェスの問題集を解く。

夕食は御飯を炊いて、おかずに回鍋肉(ウー・ウェン先生レシピ)。 その鍋で適当にスープも作る。 金土日あたりに体調が今一つなのは、 自分で料理を作るのでつい食べ過ぎるからかな。 料理は大抵、少量を作るのが難しいし、 自分で作ると自分の舌で味見するので自動的に自分には美味しい。 例年、夏は体調を整えるためにやや減量することにしている。 少し気をつけよう。

夜はまた「戦う操縦士」(サン=テグジュペリ/堀口大學訳/新潮文庫) を読む。 サン=テグジュペリは好きなのだけれど、 人類の貴族サン=テグジュペリの精神性に感動する一方で、 自分の人間としての品質の低さに憂鬱になる、と言う副作用がある。 年を取るにつれて、 これから何とかなるかも知れない未来が減り、 もうどうにもならない過去が増えてくるので、 副作用の方がひどくなってくるのが問題だ。

© HARA, Keisuke 2008