今度こそは
7 時起床。猫に食事を与え、猫砂を掃除し、 珈琲をいれつつ斜陽パンを焼いて朝食のあと、 身支度をして、ゴミ出しをして、淀むことなく滑らかに出勤。 7 時台の通勤通学ラッシュの電車とバスに乗って、キャンパスへ。 9 時より卒研ゼミI。ベイズの定理、夫婦円卓問題など。 続いて、10:40 から卒研ゼミFの予定だったが、 こちらは学生の都合で水曜日に変更になり、 いい具合に昼食の時間がとれることになった。 (その代わり水曜日の昼食時間がなくなったが。) 少し雑用をしたあと早めの昼食を満員の学生食堂でとって、 研究室で椅子に座ったまま 15 分間の仮眠を試みていると、 学科長がやって来て、日曜早朝出勤の仕事をおおせつかる。 休みなく 12:30 から卒研ゼミS。 逆ミンコフスキの不等式、ヘルダーの不等式とその応用など。 休みなく続いて 14:10 から「プログラミング演習」。 さらに続いて 16:00 から理工学部教員会議。 今日は早く、一時間ほどで終わった。 と言うより、この会議は単に存在しているだけで、 ほとんど意味をなしていないような気がする。 二週間に一回も開かれているのだが。 明日の講義でマイクを準備するため講義室の下見をしてから帰る。
19 時頃帰宅して、夕食に茄子とベーコンのアーリオオーリオを作る。 白ワインを一杯。 食後に珈琲と、学生から東京土産としてもらったお菓子。 早起きの日があるし、今期は朝方に移行してみようかな……、 と今まで何度思ったことか。 私のような怠け者の駄目人間でも、 もし朝型にさえなれたならば、一体どんな素晴しいことが沢山できることか、 と真剣に考えたのはかつて一度や二度ではない。 今度こそは、何とか。
2008年度ノーベル物理学賞 に南部陽一郎、他二名の日本人物理学者 (南部氏はアメリカに帰化したので、アメリカ人)。 永らく、今度こそは南部先生、と(周囲から)言われ続けていて、 毎年発表の度に(周囲が)準備をしていると言う噂を聞いたことがある。 今度こそ、が実現したようで、大変おめでたい。 それはさておき、 既に古典的とさえ言える結果の受賞であり、 ノーベル賞とはそのような賞なのだと言われればそれまでだが、 これは最近の素粒子物理学と万物理論におけるブレイクスルーのなさを表しているような気がしないでもない。 つまり標準モデル以降に何が本当に分かったのか、 と言うことだが、 この悲観的な印象はちょっと前に読んだ ``The Trouble with Physics" (L. Smolin) に影響されているだけなので、 専門家の方々はお怒りのなきよう。
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