Thursday, October 09, 2008

荷風の炊き込みご飯 / 吉田健一の顔

7 時起床。階下に降りて猫に食事を与え、 シャワーを浴び、顔を洗い、洗濯機をしかけ、 珈琲を入れて、カフェオレとフルーツジュースとチョコレートの朝食。 blog 読みやら、メイルの返事をあれこれ。洗濯物を干す。 なんと一仕事終えて、さらに洗濯も終わったのに、まだ 9 時前だ。 早起きは偉大。 午前中はさらに講義の準備をすることにした。 昼食はカルボナーラを作って食べる。 食後に学生からもらったお菓子。 少し昼寝をしてから、午後は書庫の整理。 夕方になって、また本を売りに行き、 スーパーで食材を買って帰る。

書庫の整理中に雑誌「太陽」の 1994 年 10 月号、 特集「作家の食卓」を見つけた。 その影響で夕食は法蓮草、人参、大根の炊き込み御飯を作った。 永井荷風である。これらを飯盒で米と一緒に炊き込んでしまうのが荷風流で、 食糧不足の折の得意料理だったそうだ。 「室内の塵を払ひ町の洗湯に行きかへり来りて茶など喫すれば日はいつか傾きまた晩飯の 支度すべき頃とはなるなり(「断腸亭日乗」より)」。 炊き込み御飯を作るのに、だしもとったので、 ついでに九条葱と油揚げの味噌汁も作って、炊き込み御飯の夕食。 食後にお茶。 夜は修士論文のすべり止めのために院生に書いてもらっている、 ラフパス理論のまとめノートの添削。

ところで上記の「太陽」の表紙は、 どこかの居酒屋で一杯やっている吉田健一。 前から思っていたのだが、昨晩バーで会った常連 P さんと顔が似ている。 酒飲みの食通であるところは同じだが、 吉田健一は英国派なのでワインよりビールである。 二十年もの間、毎週木曜日の 11 時 30分(勿論、昼間) の開店時間に神保町の「ランチョン」に現れ、 いつも生ビールを5、6杯は飲み、 時にはぐでんぐでんになって、タクシーで帰ったそうだ。 ところで、 吉田茂も吉田健一も何とも言えない貫禄のある良い顔をしているのに、 その親戚である今の首相の顔はどうだい。 私には、つまらない顔に思えてしようがない。

上記「太陽」の 58 ページより