Friday, October 17, 2008

不景気とノーベル経済学賞

7 時に目が覚めたのだが、8 時くらいまでぐずぐずしていた。 起床してゴミ出しをして、珈琲とレーズンクッキー二枚の朝食。 午前中は書庫の整理など。昼食は炊き込み御飯の残りとうるめ鰯、 大根、九条葱、油揚げの味噌汁。 年末が近付くと家のすぐ裏の印刷屋がうるさくて (年賀状やカレンダを刷るのだろう)、 平日の昼間は階下の部屋では仕事にならない。 印刷業界の景気はまずまずなのだろうか。 二階を使おうかとも思ったが外出することにした。 外出ついでに古本も処分。 河原町駅の喫茶店で珈琲とシュークリームのセットを頼んで、 数学を考える。夕方、シリアルとミルクを買って帰宅。 夕食は炊き込み御飯の残りとだし巻き卵(大根おろし添え)。 食後に紅茶とおせんべい。 夜は、演習の準備と趣味を兼ねたプログラミングなど。

何故、不景気になるのか。商品があるのに売れず、 労働者がいても雇われず、店が開いているのに客が来ない、 それが不景気。しかし何故起こるのか、私には良く分からない。 通常、店にお客が来ない理由は、お客は他の店に行っている、と言うことだが、 不景気においては違う。不景気のときは、この店だけではなく、 あの店にも、その店にも、どの店にもお客が来ないのだ。 それは何故なのか。正確に言えば何故、お金を使わないのだろうか? そのお客も自分の仕事に客が入らないから、つまり不景気だからだ。 結局、不景気とはお金の流通が減少して行く悪循環である。 治療方法は単純で、お金の流通量を上げれば良い。 そして、各国の中央銀行にはその力と手段がある。 例えば、金利を下げれば良い。政府が大規模な無駄遣いをする手もある (「公共投資」と呼ぶらしい)。 私が高校の社会の時間に習ったことを勘違いしていないなら、 そう言うことだったと思う。

しかし、様々な理由でそのコントロールがうまく出来なかったり、 実行できないような状況が続くのが「不況」だろう。 例えば、金利を下げたくても 0 未満には下げられないので、 金利で制御できない理論的「罠」の領域がある。 経済学者のクルーグマンは、日本のバブル後の不況はこの「罠」 に陥っていることが原因だ、と十年くらい前から主張していた。 これはかなりテクニカルだが、このように複雑なものから、 政治家が馬鹿だからと言ったシンプルなものまで、 色んな理由がありうる。 いずれにせよ、処方箋はその理由を理解しようとすることだ。 クルーグマンの言葉を借りれば、 我々の世界で本当に不足しているものは資源でなく、徳でさえもなく、理解である。 ノーベル経済学賞は実際はノーベル賞でないし、 アメリカ人ばかりが受賞するしで、色々と批判もあるが、 今回クルーグマン氏が授賞されたことは、 おそらくこの世界大不況にとっては良いニュースだと思う。