Saturday, January 31, 2009

おでん

8 時起床。珈琲だけの朝食。洗濯をして、その間に朝風呂に入り、 洗濯物を干して、出勤。 途中で三回目のゲラ校正を出版社に送る。 キャンパスに到着して、まず学生食堂で昼食。 購買部でピーナッツチョコレートを買って部屋に戻り、 珈琲をいれて、午後は定期試験の採点。 YouTube で中島みゆきメドレーを流しつつ、 チョコレートと珈琲で、ばりばり採点作業に励む。 「蕎麦屋」は、昭和の名詩だね。 夕方、それを一日と呼ぶことにしましょう、 つまり日本語で言えば、今日はこれくらいにしといたるわ、 と言うことにして帰る。 あと、残り 170 枚くらい。明日一日あれば出来るだろう。 帰宅してから出直して、近所のワイン屋さんで赤と白を一本ずつ買い、 スーパーで食材を買い、タリーズで珈琲豆を買って帰る。

この冬、何かが足りないと思っていたのだが、今日ようやく気付いた。 それは「おでん」だ。庶民の冬の味と言えば、おでん。 私のようにくたびれた中年の刑事とかが屋台に並んで、 錫チロリであたためた日本酒を痛飲しながら食べる、 あの風景がなかったら、日本のドラマの叙情の八割は成り立たない、 と言っても言い過ぎではない、きっと。 昆布とかつお節でだしをひき、おでんを作る。一時間ほど煮込み、 煮込みながら適当に皿にとって食べていく。 一緒に、ラモネのアリゴテ。悪くはないが、やはり錫チロリの日本酒かなあ。 ひょっとしたら、枯れた感じの赤ワインがあうのかも知れない。 まあ、それは私の痛恨の失敗に比べれば、大した問題ではない。 つまり……、和辛子を切らしていた。 炭水化物がないと寂しいので、最後に饂飩を茹でて、醤油と唐辛子。

Friday, January 30, 2009

経験法則

またしても 9 時起床。でも、ゴミ出しには間にあった。 珈琲とチョコレートの朝食。身支度をして出勤。 車中の読書は、Bonfiglioli "After you with the pistol". 学生食堂で早めの昼食をとり、部屋でゲラ校正。 13:30 から、同僚の先生の退官記念講演。 一時間弱ほどで終了して部屋にもどり、またもう少し校正。 一応、一通り訂正したので、あとは夜に見直すことにする。 そのあとは、定期試験の採点。20分ほど採点して少し休む、 のセットを繰り返して、全体の 4 分の 1 ほどを済ませた。 一科目は既に採点終了したが、やはり私の経験法則である、 原の法則: 「出席を取らない講義の定期試験の合格者数は、講義の定常出席者数にほぼ等しい」、 がまた確認された。統計的な意味での証明が可能かも知れない

夕方、キャンパスを後にする。 車中の読書はまた、Bonfiglioli. あと 30 ページほどだが、 どう着地するのかさっぱり分からない。 第一作のように着地しないまま、終わってしまうのかも知れないが。 帰宅して、夕食は御飯を炊き、梅おかかと柚味噌のおむすび一つずつ。 若芽の味噌汁。 柚味噌の方は焼きおむすびにしても良かったかな。 夜は校正の見直し。

Thursday, January 29, 2009

Kyoto タンブラー

9 時起床。寝坊が毎日になってきた。いかんなあ。 昨日学生からもらったトリュフ・チョコレートと珈琲。 SBUX のタンブラー(Kyoto 御当地もの)ももらったので、これも使用中。 ありがとうございました。 駅前のモスバーガーで昼食用のハンバーガーを買って、出勤。 通勤の車中と、研究室で昼食を食べながらゲラ校正。 ながら校正なので、 調べたり、ゆっくり考えたりする必要のあるところは付箋をつけて後回しにし、 簡単なところだけ片付けていく。 13 時から会議。会議を受けて、少し作業。 定期試験の答案を事務に受け取りに行く。 全部で 400 枚ほど。登録者数から予想された数よりずっと少ない。 試験を受ける前に諦めてしまった学生が多かったらしい。 一枚3分として 1200 分、つまり 20 時間。 三日あれば出来そうなので、 今日、明日で翻訳のゲラ校正を上げて週末から始めれば、 入試採点開始の水曜日までに間に合いそうだ。

研究室でゲラ校正を一時間ほどしてから帰る。 車中の読書は、「詳説 正規表現」 (J.E.E.Friedl / (株)ロングテール、長尾高弘訳/オライリー・ジャパン)。 帰宅して、お風呂に入ったあと、月見饂飩を作って夕食。 食後に珈琲とチョコレート。夜はゲラ校正作業。

Wednesday, January 28, 2009

退官記念講演 / もつ鍋

また寝坊。9 時過ぎに起床。 珈琲だけの朝食をとりながら、.emacs の編集をする。 もう今では emacs か vi かなんて宗教戦争をする人はいなくなったのだが、 私は vi 派だ。しかし最近は scheme の勉強をしているので、 emacs の方が便利なことが色々ある。 しょうがないので、emacs で vi をエミュレートして使うことにした。 身支度をしてすぐに出勤。通勤の車中では、翻訳のゲラ校正。

学生食堂で早めの昼食をとり、 13 時から卒研ゼミF。大偏差原理の一般論。 卒研ゼミはもう終了したのだが、マンツーマンで指導していたこのゼミの学生が、 もう少し先まで読みたいと言うので、時間の許す範囲でつきあっている。 15 時から薬学部「数学4」の試験監督。 監督のあとは研究室で仕事をして、 18時から学生の数学研究会サークル主催のコロキウムで「退官記念講演」。 ブラウン運動の二乗積分ノルムの特性関数について。 ややこしい話は 40 分ほどでさっさと終わらせる予定だったが、 うまく話せなくて少し伸びてしまい、 質疑応答などもあったので 50 分くらいになってしまった。 面白い質問としては、学生から「数学と物理はどっちが面白いですか?」 と言うものがあった。 どっちって言われても(笑)、みたいな答しかできなかったが、 個人的には同じくらい面白いが数学の方が人生の役には立つと思う。 それに、数学だって物理だって言語学だって料理だってチェスだって楽器演奏だって、 それぞれ同じように面白いだろう。 自分の面白いと思うことをすればいいので、 世間がそれをどう分類しようが構わないのではないだろうか。 講演のあとは、学生たちと駅前のもつ鍋屋に飲みに行く。 23 時過ぎに帰宅。

Tuesday, January 27, 2009

ラーメン

また 9 時過ぎまで熟睡してしまった。 今日も寒い。珈琲の朝食のあと、すぐに出勤。 学生食堂で早めの昼食。鰤大根とか。 13 時から修士ゼミ。15 時から定期試験の監督応援。 16 時から理工教員会議。 帰宅して、しばらく出版社からの宅急便待ち。 三回目のゲラ校正。週末までに校正をして送り返す予定。 私の訳文が整わないせいで、まだあれこれ直すところがある。 私のような素人を訳者に選んでいただけたのだから良いものにしたいのだが、 なかなか難しいものだ。 夕食は、何となくラーメンが食べたくなって、近所のラーメン屋にて。 そう言えば、京都はラーメンどころらしくて、 美味しいと評判の有名店が沢山ある。 しかし、蕎麦屋と同じで、 良いラーメン屋の必要条件は家のすぐ近所にあることだ。 そんなわけで、全然他の有名店を知らない。 ここは恵まれていたが、新居ではどうかなあ。 夜は校正作業。

明日の夕方は退官記念講演で、40 分ばかり話したあと、夜は学生たちと食事の予定。 おそらく、更新は遅くなります。

講演内容はチラシでは「未定」となっていますが、 ブラウン運動の二乗積分ノルムの特性関数の計算の話をします。 M.Kac の フェルミ記念モノグラフ "Integration in Function Spaces and its Applications" の一番最初に出ている計算で、 私が学生時代にこれを読んだときに「何かおかしいな」と漠然と思っていたことを、 およそ十年後に偶然に解決した、という簡単なお話です。

Monday, January 26, 2009

試験監督

7 時に目が覚めたのだが、さらに二度寝してしまい、 今日もまた 10 時間も睡眠をとってしまった。 何故こんなに眠れるのか分からない。 珈琲とチョコレートの朝食をとり、朝風呂に入る。 湯船で「誰よりも君を愛す」を口遊みながら(松尾和子ブーム)、 "SICP" の超循環評価器のところを読み、頭の中でデバグする。 昨日作っておいた海苔巻で早めの昼食をとり、衣笠に出勤。 バスの車中では、Bonfiglioli の "After you with the pistol".

今日は「数理の世界」と「情報の数理」の試験監督。 授業は出ていないのに試験は受ける学生が大半、いや八割以上いるので、 どちらの科目も見たことのない量の学生がいた。 それから、学生のやはり八割くらいが、 板書ノート業者の市販品を持って来ているのに驚いた (私の試験は持ち込み自由)。 学生バイトを雇って授業の板書ノートを集め、 綺麗に整理して、そのコピーを市販している業者があるのだ。 儲かりそうな商売だなあ、と思い、 仕事がなかったらこの手で食べていこうか、 と思って、暇な試験監督中に様々な思考実験をする。 しかし、商売としては成り立ちそうにない、という結論に達した。

試験監督を終えて、バスが来るまで少し時間があったので生協書籍部へ。 D.ハンドラーの新刊「シルバー・スター」(北沢あかね訳/講談社文庫) が出ていたので、つい買ってしまう。 映画評論家ミッチ・バーガーを主役にしたシリーズの第三作。 ゴーストライター、ホーギーのシリーズはもう書いてくれないのかなあ。 ずっと待っているのだが。バスで帰宅。 今日も寒くて身体が冷え切ったのでまずお風呂。 湯船で "SICP" の「非決定性プログラム」のところを読む。 面白いなあ……。 お風呂のあと、夕食は鶏の水炊き鍋。リースリング。 あとは雑炊。しばらくして、珈琲とチョコレート。

Sunday, January 25, 2009

懐メロ

8 時起床。朝風呂に入る。 石川セリの「八月の濡れた砂」とか口遊みつつ、湯船でのんびり。 中年はふと気がゆるむと、 懐かしのメロディを口遊んじゃうんだね。 引越し先もここと同じくらい広いバスルームがあるのだが、 残念ながらこことは違って日光が入らない。それだけが残念だ。 オレンジジュースなどの朝食。TV の天気予報を観たら、 「今日の京都は、晴れたり、曇ったり、にわか雨や、 にわか雪が降ることもあるでしょう」と言っていた。外れそうにない予報だ。 午前中は家の掃除をあれこれ。 一週間のスケジュールを確認して予定を立て、 あとは昼食の支度。昼食はまた海苔巻と、ピノノワールを一杯。 食後に珈琲とチョコレート。

少し昼寝をしてから、午後は講演の準備。そのあとは、趣味のプログラミング。 Lisp の超循環評価器 4.scm が一応できた。 バグと言うより、基盤の Lisp に他の scheme を使ってみたら正常に動作した。 つまり、問題は Gauche と MIT Scheme の差のようだ。 どうやら基盤の Lisp とその上で作っているメタの Lisp での各々の eval か apply かその両方が、混同されることが原因らしい、 というところまでつきとめたが、もう夕食の時間だ。 夕食は鶏の水炊き鍋。リースリングを一杯だけ。あとは饂飩にする。 今日は食後にお風呂。 松尾和子の「再会」とか口遊みながら、湯船でのんびり。

Saturday, January 24, 2009

オーストラリアワイン

10 時まで寝てしまった。いくらでも眠れるなあ。 今日の京都は良い天気だが、気温はまたぐっと低くなった。 クロにキャットフードを与えて、自分には珈琲とチョコレート。 洗濯をしながら、講演の準備など。 洗濯物を干して、朝風呂に入り、湯船で読書。 「アメリカの高校生が学ぶ経済学」 (G.E.クレイトン/大和証券商品企画部訳、大和総研教育事業部監訳/WAVE出版)。

昼食は大宮駅まで歩いて、カレーライスのチェーン店にて。 ついでに、コンビニエンスストアで借家の解約通知書のコピーをとって、 オリジナルの方を郵送。帰宅して、珈琲で一服してから、 蛍光灯とキャットフードを買いに近所の西友まで。 午後は掃除あれこれと、Lisp の超循環評価器作り。 "SICP" の第四章そのままなので、4.scm と名付けている。 今のところバグがあって正常動作しない。 基盤の Lisp の基本手続きを呼び出して引数を渡すだけのはずの部分に、 バグがあるらしいことまで突き止めた。 証明に間違いの多い教科書で数学の勉強をするのと同じく、 デバグをするとそのプログラムのことが隅々まで理解できるので、 悪いことではない。

夕食に昨日作った海苔巻を食べてから、 夜は近所のワイン屋さんにてオーストラリアワインの試飲会。 オーストラリアの食事にはあうだろうなあ、と思った。 私はオーストラリアの食事情に悪いイメージはない。 むしろ良過ぎるくらい。 でっかいオージービーフにじゃが芋と言うのではなくて、 新鮮な食材とエキゾチックでカラフルでオリジナリティあふれる、 何となく地中海風味の、各国料理と言う感じ。

Friday, January 23, 2009

高野豆腐

8 時起床。ゴミ出しをして、猫に食事を与え、 自分には珈琲をいれて、 寝台で blog や仕事以外のメイルを読みながら、 チョコレートと珈琲だけの朝食。 朝風呂に入って湯船で "SICP" を読んでから、午前中は修論の添削など。 昼食は時間の節約のため近所の定食屋さんにて。 午後は少し昼寝をしてから……、と思ったら、 また二時間くらい熟睡してしまった。 時間を節約したぶん、寝てしまってはどうにもならない。 どうしてこんなに眠れるのか、本当に疑問だ。 ちなみに昨夜もちゃんと 8 時間以上寝た。

昼寝のあとの午後は、修論の添削と、 来週の学生企画の退職記念講演の準備。 そう言えば、学生の作ったチラシに「退官」と書かれていたが、 「退官」は「官職」つまり公務員が職を辞めるか退くことなので、 誤用なんじゃないだろうか? しかし、私立大学や技術を教える学校の教員のことも「教官」 と言うので、正しいのかも知れない。 例えば、「スチュワーデス物語」でも訓練生は上司を教官と呼んでいた (なつかしいなあ…チーズの名前の覚え方の歌とかあったよね)。 仕事の合間に、廊下と階段の拭き掃除をしたり、 借家の管理会社への解約通知書を作ったり。 夕食にはまた、海苔巻を作った。 海苔巻と、余った三葉で卵のすまし汁。 余った高野豆腐で、ピノノワールを一杯だけ。 別に和歌山うまれだからと言うわけでもないが、 私は高野豆腐が好きだ。 食後しばらくして、珈琲とチョコレート。 夜も修論の添削。

Thursday, January 22, 2009

クスクス

8 時起床。 珈琲とチョコレートの朝食。 引越し屋からの電話連絡を待って、見積りに来てもらう時間の打ち合わせ。 今日の予定確認と blog を読んだりしてから、 朝風呂。湯船の読書は "SICP"。 そのあと午前中は家の中の整理と掃除。 昼食は先日作った巻き寿司の残りで適当に散らし寿司。 リースリングを一杯。食後に煎茶。

「ミル自伝」(朱牟田夏雄訳/岩波文庫)を読みながら、 引越し屋さんの営業を待つ。 しばらくして来訪、見積りと交渉。 夕食の支度までの時間は、修士論文の添削。 外は雨。かなり冷えてきた。 お風呂に入ってから、 夕食は豚肉の水炊き。 ニュージーランドのピノノワールを一杯だけ。 雑炊のつもりだったのだが、米が切れていた。 しばし黙考のあと、閃いた。 残っただしに野菜くずを加え、香辛料や大蒜などで味つけし、 インスタントのクスクスに添える。天才かな、私……。 コンピュータ業界で良く言われることであるが、 優れたハックは正しい方法で行なうリソースも時間もないとき生まれる。 食後にチーズ(ミラベラ)と、ピノノワールをもう少し。

うわさの料理レシピサイト "Rouxbe"(「ルービー」)、 すごく良く出来ているけど、有料なんだなあ。 もちろん、調理器具やレストランや本の広告をじゃんじゃん載せれば、 ユーザ側からは無料にするビジネスモデルもありうるだろうが、 そうだとこんなに良いデザインにはならないだろう。 インタネットで有効なビジネスモデルの選択肢はいまだに狭く、 抜本的なアイデアはいまだにない。

Wednesday, January 21, 2009

tournevis

8 時起床。珈琲とチョコレートの朝食をとって出勤。 外は小雨が降り、少し寒い。 部屋で海苔巻のお弁当を食べて、午後は修士ゼミ。 そのあとは雑用をいくつか片付けてから、また小雨の中を帰る。 通勤車内の往復は Bonfiglioli の "After you with the pistol". モーデカイ閣下が機内のトイレの壁に麻薬を隠すのに必要なねじまわしを、 ズボンのチャックが壊れたと言い訳してフランス人スチュワーデスから借りようとするのだが、 全然言葉が通じないというシーン。大変可笑しい場面のはずなのだが、 一行に二つずつくらい辞書で単語を調べなくてはならないので、 まるでジョークを説明されているようなもので、もうひとつ素直に笑えない。 Bonfiglioli は是非、翻訳を出してもらいたい。 例えば、国書刊行会から森村たまきさん訳を希望。

凍えながら帰宅。税務署から確定申告の書類が来ていたり、 大学から退職者説明会の日程通知が来ていたり、年度末を感じる郵便受け。 まずはお風呂に入ってから、夕食はピェンロー。リースリングを一杯だけ。 鍋の後は雑炊。卵の黄身がとろとろっとのった、 鍋のあとの雑炊ってのはやっぱり世の中で一番美味しいものの一つだと思うんだよなあ。 リースリングもばっちりですよ。 食後に珈琲とトリュフチョコレート。

危機には、信条や毛色が少々違っても兎に角、 一番賢いやつを連れて来て上の方に据えなきゃいけないんだ、 という決断をする組織と、 お家の一大事には、直系の子孫を上の方に据えて、 下々の皆でこの子とお家を守り立てていきましょう、 ということになる組織とは随分と発想が違う。 どちらが生き残る確率が高いかは意外と不明、または状況次第で、 あくまで発想の違い、あるいは、手法の違いかも知れない。

Tuesday, January 20, 2009

海苔巻

8 時起床。昨日の講義のあと、 ぐっと疲れた感じがあったので少し気にしていたのだが、 すっかり回復しているようだった。 午前中は少し Lisp で遊んだあと、あれこれ家事をする。 朝風呂に入ってから、外出。 近所の定食屋でクリームコロッケ・カレーライスの昼食をとり、 郵便局で用事を片付け、ワイン屋さんで試飲会の代金を払ってチーズを買い、 スーパーで食材を買って帰る。 午後は少し昼寝から、のつもりが、かなり熟睡。 きっと十年分の講義疲れが(笑)。 珈琲で目を覚ましながらスケジュールを確認し、 引越し業者を選定して、電話で引越しの見積りの依頼。 家の管理会社への退去通知と、 工務店への内装の修繕依頼も今日の予定に載っていたが、 見積りを済ませて引越し日を確定してからの方が良さそうだ、 と思い直して別の日のリストに繰り下げ。 ちょっと時間があったので、 妹の誕生日のプレゼントに毛糸の腹巻を買って送っておいた。

夕方から酢飯を作っておいて冷まし、夕食はまた海苔巻を作る。 明日の昼弁当用と一本ずつ。今日は高野豆腐と胡瓜も追加。 ちょっと海苔巻らしくなった。 ニュージーランドのピノノワール(アタ・ランギ '07)で食す。 意外に良い組み合わせだった。 昼に食べ過ぎたので、夕食はあっさりめ。 食後に珈琲と、近所のスーパーで特売していたベルギーのトリュフチョコレート。 ボードレールの「哀れなベルギー」に思いを馳せつつ食す。、 あの哀れなベルギーとは、現代の日本のことに違いない。

Monday, January 19, 2009

最終講義

8 時起床。珈琲とチョコレートの朝食。 御飯を炊いて酢飯にし、 昨夜仕込んでおいた干瓢、椎茸、卵焼きで海苔巻を作って、 タッパに詰め、衣笠に出勤。 講師控室で持参した海苔巻を食べながら、講義の予習。 うーむ、酢飯を少なめにしたので巻きがあまいのと、 椎茸の味つけに問題がある。 この前行ったお鮨屋さんで、椎茸を煮るのが難しい、 と聞いたが、やはりその通りであった。 とは言え、自分で作って自分で食べる分には許せる範囲だったので、 あともう少し工夫して練習するくらいで十分だろう。

生協書籍部で、「ミル自伝」(J.S.ミル/朱牟田夏雄訳/岩波文庫) が出ているのを見つけて買ってしまう。 引越し前で本を買うことを自粛しているが、文庫だし、この本は許されるだろう。 12:30 から「数理の世界」の最終講義。 いつもは 30 人もいないくらいなのに、 大きな部屋の後ろまで一杯、おそらく百数十人くらい聴講者がいた。 割線定理、複比、トレミーの定理とその逆、 円対応定理などをおさらいしてから、 半球面上に非ユークリッド幾何を作る。 続いて、14:10 から「情報の数理」の最終講義。 こちらもいつもの倍か三倍くらいの聴講者数。 信頼できない経路と、Shannon の基本定理など。 これで大学での私の講義は全て終了。 あとは、学生の企画で一回だけ短い退職講演をするが、 もう大学で講義をすることはないだろう。 講義のあと、 毎回両方の講義をモグリで聴きに来てくれていた他学部の先生が、 餞にとニュージーランドのワインの紅白セットを下さった。 ありがたいことである。 バスで帰宅してから出直して、近所のスーパーであれこれ買い物。

まずお風呂に入って、髪からチョークの粉を落とす。 湯船の読書は「ダンディ」(R.ケンプ/桜井哲夫訳/講談社現代新書)。 夕食は鶏と豚の水炊き、胡瓜巻きと干瓢巻き。 リースリングを一杯だけ。あとは饂飩。ちょっと食べ過ぎかな……。 食後は珈琲とチョコレート。

Sunday, January 18, 2009

静かで寂しい日曜日

9 時起床。寝床で珈琲とチョコレートの朝食。 しばらく読書などしてから起き出して、 掃除機がけ、家計簿づけ、来週の計画などの家事。 そのあと、朝風呂に入る。 湯船の読書は Bonfiglioli "After you with the pistol". 女王陛下の狙撃に失敗したモーデカイ閣下は、 謎のスパルタ女学校に送られ、 ヨークシャーの原野で死体を発見し、 ヴァチカン市の偽造パスポートを持たされて聖職者に扮し、 香港に潜入しようとしている。 第一作の "Don't point that thing at me" よりもさらにオフビートでわけがわからない展開だ。でも面白い。

昼食は Bonfiglioli を持って、近所のインド料理屋さんに行く。 B ランチとチャイ。いつも通り、本格的にインド的にゆったりした店だった。 日曜日の12時台に私一人しか客がいないのだ。 チャイを飲みながら、しばらく読書。 そのついでに近所のワイン屋さんまで歩き、ワインを購入。 ニュージーランドのリースリングとピノノワールを一本ずつ買った。 帰りにスーパーで食材、タリーズで珈琲豆も調達。 無料で少し珈琲をいれてくれたので、 店内でしばらく一服。帰宅してしばらく昼寝。 そのあとは、"SICP" の第四章を実際に入力して、 練習問題を解いたりしながら、Lisp 自身で Lisp の評価機を作り始める。

夕食はピェンロー。題して、京七味とフランス塩の出会い。 ニュージーランドのリースリング(フェルトン・ロード 2008) を一杯だけ。あとは雑炊。なべの残りのだしに塩だけで味を調整し、 生米から炊いて、卵を落とし葱を散らし絶妙のタイミングを待つ。 自分の天才を確信するほどの美味しさだった。 並行して干瓢と干し椎茸を戻しておき、 夕食のあとは、煮たり、卵焼きを作ったり、巻き寿司の仕込み。 今年は自分で恵方巻を作ろうと思って、それまでに何回か練習してみることにした。 明日の昼食は、海苔巻一本のお弁当の予定です。

Saturday, January 17, 2009

補講

少し寝坊して 9 時頃起床。 珈琲とチョコレートの朝食のあと、出勤。二つ補講をするため。 今日と明日、キャンパスはセンター試験の会場になっているので、 学内の食堂が開いているのか自信がなく、 最寄り駅近くのモスバーガーでチーズハンバーグサンドとフレンチフライドポテトを買って行く。 センター試験の会場なのに、それでも並行して補講をするので、 キャンパスには受験生と学生の両方が来ている。 R 大学名物、ミラクル時間割だ。 研究室でハンバーガーとインスタントコーヒーの昼食をとり、12 時半から一つ目の補講。 もう火曜日から定期試験期間なので、 今日の内容は試験には出ない、と言っておいたら、 学生が数名しか来ていなかった。100 人くらい登録しているはずだが(笑)。 t 分布を用いる区間推定など。 次の授業まで部屋で雑用。学生が一人、質問に来たのでその対応。 15:50 から演習の補講。こちらはさきほどの講義よりも出席率が悪かった。 登録者数は十人ほどです、では出席者は何人だったでしょう? 15分間先生が現れなかったら帰れる学生と違って、 こちらは帰るわけにはいかないので、 自分でプログラミングの勉強をしたり、学内誌の原稿を書いたり、 最後には学内のディレクトリから自分のデータを全て消去したり。 17:20 に終了。外に出ると受験生が一杯。 丁度、試験の間の休憩らしい。 部屋に帰って、少し雑用をしてから帰る。

明日は久しぶりに休めそう……

Friday, January 16, 2009

シェフにおまかせ

今日も 7 時に起きて、すぐに草津の病院へ。 午後半ばまでかかって、二日がかりの精密検査終了。 健康診断で二種類の項目にひっかかって、 精密検査送りになったのだが、結果は全くの健康体だった。

私は昔から、体力には自信がなくとも健康には自信があり、 「そこいらの都会育ちとは、遺伝子も環境も違う」 と主張していたくらいだ。伊達に横溝正史的田舎生まれ、かつ育ちではない。 健康診断でも全優続きだったのだが、 いよいよ、初めて、この前の健康診断で「不可」 ならずとも「追試」の宣告を受け、秘かにショックを受けていた。 しかし、これで再び自信を取り戻すことになったわけだ。 とは言え、A 堀先生がメルボルンのベトナム料理屋で若者たちに、 「大人(中年?)になったら、 健康診断は人生の通知表だ」 と熱く語っていたことを、私も重く受け止めている次第である。 ちなみに、その時、「で、どうだったんすか、結果は」 と訊かれて、A 堀先生は「こわくて見てない」と言っていた。 もう見たんだろうか?

夕方、辛い精密検査から帰宅して、お風呂に入って身体を洗い、 ついでに洗濯もし、さらに並行して、講義の予習をする。 開店すると同時に電話で予約を入れて、夕食は近所のバーにて。 もちろん最初はシャンパンだ。 さらに今日は、シェフに頼んでコース風にメニュを組んでもらった。 この 24 時間、絶食の上、下剤と大量の腸内洗浄液しか口にしておらず、 身体の中は新装開店状態なのだから、これくらいのことはしても良いはずだ。

シャンパン(ゴセ・ブラバン)/ アミューズに、海老と青菜のマスタードソース和えと、タプナード/ 白ワイン(メルキュレ2004)/ よこわのカルパッチョ、ポーチドエッグとチーズ(グラナ・パダーノ)にバルサミコ/ 茸のショートパスタ(白トリュフのピュレとフォワグラによる強化ヴァージョン)/ 赤ワイン(レコール No.41 メルロ 2005)/ 仔牛頬肉のソテー、マデラソース、エリンギと菠薐草のつけあわせ/ チーズを三種(の予定を私が食べ切れないため一種に変更、 カマンベール)。 自宅に帰ってから、珈琲とトリュフチョコレートを二つ。

Thursday, January 15, 2009

コロッケ蕎麦

今日も 7 時には起きて、すぐに外出。 また今日も大変寒い。雪の降る中を、所要のため滋賀の大型病院まで。 待ち時間の間に、論文の添削。 結局、ほとんどが待ち時間で午前一杯かかったが、仕事は進んだ。 病院と言うところは、よほど健康で相当に暇でないと、 行けない場所だなあ、と思いつつ、駅までのバスを待つ。 昼食は京都駅の「はるか」ホームのあたりにある蕎麦屋で、 コロッケ蕎麦とおむすび。 コロッケ蕎麦って誰が考えたのかねえ。 焼きそばパンに匹敵する発想だ。 午後は論文の添削と、ファイルへの反映作業。 夕食は納豆スパゲティと純水。 再度、添削を繰り返し、最後の反映作業をして、 今、メイルで原稿を提出したところ。

Wednesday, January 14, 2009

小笠原流の箸

8 時少し前に起床して、すぐにゴミ出し。掃除機とコンロ。 これで大型ゴミは出し終わったつもり。 珈琲とチョコレートの朝食をとって出勤。 午前は卒研ゼミF。大偏差原理の一般論、Varadhan の補題。 20 分間の昼休憩の間に、学生食堂で昼食。 一度気になるとしばらく気になってしまうらしい。 丁度私の前に座っていた女子学生が、 人差し指を碗の中に入れるようにひっかけて茶碗を持っているのに気付き、 何だか気になって居心地が悪かった。 まあ、無論、食べ方やお行儀なんて形式ではない。 子母澤寛の「味覚極楽」で読んだ、 小笠原長生子爵からの聞書きによれば、 小笠原家の何代目かはお椀もお汁も全部御飯の上に打ちまけ、 お平を打ちまけ、さらにその上に香のものをのせて、 さくりさくりとたいらげたあと、 周りの者がその箸を見ると先が二分とは汚れていなかった、と言う。 この女子学生もまた小笠原流免許皆伝かも知れぬ。

12:30 から、修士ゼミ。 続いて、14:10 から「数学4」の講義。統計的推測について。 続いて、16:00 から会議。 そのあとすぐに帰る。 車中の読書は往復とも、Bonfiglioli の "After you with the pistol". 今日もかなり寒い一日だった。 帰宅して、お風呂に入り、湯船で "SICP" を読む。 夕食は鶏つみれ鍋。ボルドーの白を一杯。 白菜が美味しくなりましたね。 鍋のあとは、雑炊にした。食後に珈琲とチョコレート。 夜は、論文の添削。

Tuesday, January 13, 2009

茶碗とナイフ

7 時起床、慌てて身支度をし、ゴミ出しをして、すぐに出勤。 今日も寒い。9 時から今年最後の卒研ゼミIの予定だったが、 発表予定者の体調不良で昨夜急遽キャンセルされ、 それと同時に自動的に終了することになってしまった。 昨夜、参加者全員にメイルで報せたが、 やはりメイルを見ていない学生もいてゼミ室で待っていたので、 いつも通りに出勤した甲斐があった。 午前中はこれで時間が出来たため、研究室の片付けをしたり、 添削用に論文を印刷したり、それを添削したり。 保健センタで所要を片付けてから、学生食堂で昼食。

学生が食事しているのを見ていると、 お茶碗をちゃんと持てない人が多いのに気付いた。 箸を持てない、と言う話を良く聞くが、 箸の持ち方はまあそれほど変ではない。少なくとも、 回転寿司に凝り始めたフランス人程度には様になっている。 しかしお茶碗の方は、あれこれユニークな持ち方が観察された。 躾の盲点なのかも知れないし、 子供の頃から洋風の生活なのかも知れないなあ、と思いつつ、 昼食を食べていた。それで思い出したが、 私が横溝正史的田舎を出て初めて上京し、 大学に入学したときのこと、 初めて入ったキャンパスの生協食堂で、 普通の学食ランチをナイフとフォークで食べている同級生を目撃したときには、 相当のカルチャーショックを受けたものだった。 お里が知れることを書いてしまうと、 私はそれまでナイフを使って食事している人を見たこともなかったくらいだ。 いや実際、私の実家には今でもナイフはないと思う。 街生まれ街暮らしの今の若い人は、「まあ、そんなことってあるのかしら、 面白いかた。ちゃんとしたナイフがなければ、ライヨールでよろしいじゃありませんの、 野趣があって結構かも知れませんわ。それに、誰でもお茶碗くらい持てましてよ」、 とか思っているかも知れないが、日本が豊かになったとは言え、 昭和はそれほど遠くはないのですよ。

午後は 12:30 から卒研ゼミS。 再配置不変バナッハ関数空間、Muirhead 最大値関数など。 これで、今年度の卒研ゼミSも終了。 続いて、14:10 から「プログラミング演習」。 演習のあと、雑用を少し。外は猛烈な雪になっていた。 吹雪の中を帰る。自宅最寄り駅についたときには、 京都は滋賀より少し気温が高いのか、 みぞれと言うよりは、ほとんど雨になっていた。 身体が冷え切ってしまったので、 帰宅してすぐにお風呂に入る。湯船で "SICP" を読んだ。 お風呂のあとは夕食の支度。また、鶏の水炊き。 ボルドーの白を一杯だけ。 鍋のあとは、長葱を沢山切って入れ、饂飩にしてみた。 食後は珈琲とチョコレート。

Monday, January 12, 2009

鶏つみれ

8時起床。カーテンを開けると、外は雪景色。 ゴミ出しをして、クロに食事を与え、 自分には珈琲とチョコレートの朝食。 論文の既に書いた部分に手を入れたり、 Scheme の勉強をしたりしてから、朝風呂に入る。 湯船で "SICP" の「無限ストリーム」 のところを読む。すごいね、Lisp。第三章までを読了。 昼食に鍋焼饂飩を作る。卵、鶏つみれ、長葱入り。 鶏のつみれと半熟卵の組み合わせって美味しい。 今日の京都の最高気温は 6 度、午前中は時々雪が降っていた。 午後には晴れたがこんな寒い日には、 鍋焼饂飩でも食べて、家でじっとしているのが一番だ。 寒いのでようやく、自分用にもホットカーペットを出した。 私は椅子生活なので床に寝転がったりはしないが、 床をあたためることは部屋暖房を随分と助けてくれる。 午後は論文書き。一応、書き上げた。 明日からの三日間で添削をして、提出する予定。 そのあと夕食の支度の時間までは、 "SICP" の第四章「超言語的抽象」に入って読み進める。 いや、ほんとにすごいね、Lisp。 夕食はまた鶏鍋。今日は水炊きでなく、適当に味をつけてみた。 ボルドーの白を一杯だけ。またあとは雑炊。 食後は紅茶とチョコレート。

Sunday, January 11, 2009

エレガント

9 時起床。今日は良い天気だ。 朝食は珈琲のみ。午前中は来週のスケジュールを確認して、 予定を立て、あとは趣味の勉強として "SICP" を読んだり、練習問題を解いたり。 当然なのかも知れないが、Lisp (Scheme) の勉強と言うよりは、 計算機やプログラミングの概念そのものの勉強になる。 並列計算の諸問題についてのところが終わって、 「ストリーム」の話に入った。楽しみにしている第4章 「超言語的抽象」も、もうすぐだ。

ところで、 コンピュータ業界の人もときどき「エレガント(優美な)」と言う言葉を使うものの、 私は常々、それはインフレ気味と言うか、 せいぜい「ちょっと上手にやりました」程度のことが多いと思っている。 脱線だが、「エレガントなワイン」と言うのも言い過ぎだと思う。 それから「エレガントな女性」とか「エレガントな人」も言い過ぎだ。 人間ごときがエレガントなはずがない。 つまり、ワインや女性に対して「エレガント」と言う言葉が使われるときは、 あくまで、ありえないレヴェルへの比喩なのだろう。 しかし、Lisp は本当にエレガントだ。 (他の方言を知らないので、Scheme は、かも知れない。) よっぽど賢い人が設計したのに違いない。 一体どうやって実現するのかな、と思ったらすぐに、 なるほど、もちろん、そうでなければならないよ、 と深く納得してしまう実装が書いてある。 朝風呂に入って湯船で「ストリーム」のところを読み、 昼食は納豆スパゲティ、と純水。食後に珈琲。

午後は論文書き。私はそもそも飽きっぽい上に、 だからと言って、短期的な集中力があるでもない (昔はあったような気がするのだが……)。 大体が、「ここまでやったら、 紅茶をいれて蒜山ジャージーシュークリーム食べようかにゃ」 とか猫に話しかけながら、普通の人なら一時間でできそうなことを、 半日かけてしている。しかも仕事の精度も低い。 この駄目っぷりを埋め合わせするには、 兎に角、駄目なりに毎日続けて行く、しかないのだが、 それもなかなかできないでいる。 夕食はまた鶏の水炊き。ボルドーの白を一杯だけ。 鍋のあとはまた雑炊。 食後に珈琲とチョコレート。 明日は珍しく、祝日でお休み。 流石の R 大学も、「成人の日」だけは、休講なのだ (もちろん、土曜日に振り替えたんだけどね)。

Saturday, January 10, 2009

マスター・ヤコブソン

また 9 時近くまで寝てしまった。 昨夜は 23 時にはもう熟睡していたのだが。 珈琲と和菓子の朝食。 大型ゴミの廃棄は全部済んだかな、と思っていたのだが、 昨日キッチンの掃除をしていたら小型の一口コンロが出てきた。 そう言えば、昔、下北沢の事務所用の1ルームマンションに住んでいたとき (同じ間取りの隣の部屋がネイルサロンだった)、 キッチンに電気コンロ一つしかなかったので購入したのだった。 市に電話をして尋ねると、 小型とは言えコンロは大型ゴミに分類されるらしい。 しかし、来週回収に出す予定の掃除機とまとめて一つにしてよい、 とのことだったので助かった。

衣笠に出勤。学生食堂で早めの昼食をとり、 書籍部で「文学界」の小川洋子さんと若島正さんの対談の立ち読み。 小川さんが、「モーフィ時計の午前零時」(国書刊行会より刊行予定) で私が翻訳を担当した短編小説「マスター・ヤコブソン」(T.Krabbé) に言及して下さっていて、ちょっと嬉しかった。 私が思うに、「ヤコブソン」はなかなかの佳作の上、 通信チェスやチェス・プロブレムと言った、 日本人には馴染みのない世界を本質的に扱っているところが、 貴重な一品だと自負しております。 いや、私が自負しているというよりも、選者のセンスが流石です。 以上、宣伝でした。

講師控室で予習のあと、13 時から「数理の世界」。 非ユークリッド幾何学の歴史。 続いて 14:40 から「情報の数理」。BSC のシステム・エントロピィ、 相互情報量、経路の容量など。 講義のあと、聴講者から帰省土産をいただいた。 講義終了後、少し控室で休憩してからバスで帰る。 久しぶりに連続講義でちょっと疲れた。 夕食は、鶏の水炊き。ボルドーの白ワインを一杯だけ。 あとは雑炊にする。やはり鍋は雑炊ですよ、何と言っても。 三が日のあと数日禁酒していたので、ワインが美味しい。 夜は修士論文のチェックと、学生からの質問にメイルで答えたり。

Friday, January 09, 2009

猫を抱いて象と泳ぐ

また 9 時近くまで寝てしまったが、運良くゴミ出しには間にあった。 夜のうちに雨が降ったようだ。どんよりした曇り空。 珈琲だけの朝食。市に電話して、 また大型ゴミ出しの申し込み。 押入の中に壊れた掃除機があるのを忘れていたので。 午前中は修士論文のチェックと、Lisp(Scheme)の勉強。昼食は月見饂飩。 集荷を予約しておいて、 昼休憩中にクロネコヤマトにタワー型PCを引き渡した。

食後に腹ごなしの散歩がてら、 大型ゴミ出し用のシールを近所のコンビニエンスストアまで買いに行き、 ついでに近くの新刊書店の棚を見てまわる。 小川洋子さんの「猫を抱いて象と泳ぐ」(文藝春秋)が並んでいた。 普通なら当然買うところだが、 今は引越しを控え、 余程のことがない限りは本を買わないことにしているので、 やむなく見送った。 「文学界」二月号に小川洋子さんと若島正さんの対談が掲載されているらしいが、 こちらはまだ未確認。 ちなみに、来月刊行予定のチェスがテーマのアンソロジィ 「モーフィ時計の午前零時」(若島正編/国書刊行会) では、小川洋子さんが序文を書いて下さったようだ。 内、私がオランダの作家クラベー(クラッベ, T. Krabbé) の短編小説の翻訳を担当していますので、こちらもよろしく。以上、宣伝でした。

帰ってきて、廃棄予定の掃除機にシールを貼り付ける。 午後は論文書き。 休憩に "SICP" のやり残してある簡単な練習問題を解いたり。 簡単な問題がどうしても分からなくて、Web 上の解答を見てしまい、 それがまたあまりに簡単だったので、自分の頭の悪さにちょっと悲しくなった。 帰納的にすぐ書けるものを、あえて反復的に書き直しなさい、 と言う練習問題が苦手のようだ。 夕食は目刺し、大根の漬物、梅干し、しめじと葱の味噌汁。 夜も修論のチェックなど。 明日は土曜日ですが、15 週授業を死守するため、 2 コマ補講しに衣笠に出勤です。 ちなみに来週の土曜日も同じ理由で BKC に出勤。

Thursday, January 08, 2009

文学とマルコフ連鎖

久しぶりの朝から夕方まで働き尽めデイが応えたらしい、 9 時近くまで寝てしまった。 朝食は珈琲と学生から帰省土産にもらった和菓子。 スケジュールを整理して、午前中は Lisp (Scheme)の勉強など。 朝風呂に入ったあと昼食に、 しめじのスパゲティ・アーリオオーリオを作って食べる。 午後は少し昼寝をしてから、修士論文の添削。 校正や添削の類の作業は集中力がいるし、飽き易いので、 20分とか15分くらいずつ細切れにするのが良い。 最近の私はそれでも合計一時間くらいが一日の限界だけど。 そのあとは、論文書きに切り替える。 夕食は御飯を炊いて、だし巻き、納豆、梅干し、 オクラと葱の味噌汁。夜も昼間の続き。

時間が経つごとに状態が移り変わって行って、 次にどの状態になるかが、 今どの状態にいるかだけによる確率で決まっていることを、 マルコフ連鎖と言う。 例えば、赤ワイン、白ワイン、スパークリングのどれか一つを毎日一本飲むのだが、 赤ワインを飲んだ次の日は必ず白を飲み、 白ワインを飲んだ次の日は赤ワインかスパークリングのどちらかを半々の確率で選んで飲み、 スパークリングを飲んだ次の日は赤か白のどちらかを半々の確率で選んで飲む。 これは、赤、白、泡の三つの状態があるマルコフ連鎖である。 プログラムの歴史と同じくらいずっと昔からあるプログラミングの遊び、 または演習問題として、 でたらめな文章をマルコフ連鎖を使って生成する、というものがある。 つまり、十分長い文章の統計をとって、 どの単語の次にどの単語が来ているかの確率だけを計算しておき、 あとは勝手にマルコフ連鎖させて文章を作る。 日本語の場合はちょっと難しいが、 英語のように単語に分かれている言語では、簡単にプログラムが作れる。 しかも、なかなかいい勉強になるので、よく演習問題になる (例えば、「プログラミング作法」(カーニハン&パイク/福崎俊博訳/ASCII) の第三章に、大変教育的な解説がある。基本的には、 文字列操作とハッシュの使い方の練習だ)。

ここまでは前置きで、最近、日本文学界に衝撃を与えたニュースについてだ。 第3回日本ケータイ小説大賞を受賞した「あたし彼女」から統計をとって、 マルコフ連鎖させたところ、 マルコフ連鎖の 「あたしマルコフ」 と区別がつかなかった、いや、ひょっとすると後者の方が優れていたのである。 まさに文学の終焉を感じるニュースだ。 実際、次かその次あたり、機械が日本ケータイ小説大賞を取るかも知れない。 少なくとも、選考委員会はどれが本当の人間が書いたものなのか、 悩むことになるだろう。 どうやら文学賞を受賞することは、チューリングテストとしては易し過ぎたらしい。

Wednesday, January 07, 2009

マルコフ

7 時起床。 電話機と照明の大型ゴミを出して、 珈琲だけの朝食のあと出勤。 午前は卒研ゼミF。大偏差原理の一般論に入った。 20分間の昼休憩の間に昼食をとるため、 生協購買部に軽食を買いに行ったのだが、 不思議と学食が比較的空いているようだったので、 そちらで昼食。 おそらくまだ正月休み中の学生が多いのだろう。 12:30 から修士ゼミ。修論提出と発表会が来月なので、 かなり事態が切迫している。 続いて、14:10 から薬学部「数学4」。 仮説検定について。 続いて、16:00 から学科会議。 今日は軽く二時間半ほどだった。 もう帰ってから夕食を作る時間はなさそうだったので、 昼に続いて夕食も学生食堂にて。 帰宅は 21 時少し前。

A.A.マルコフが 1906 年、1907 年に発表したロシア語論文の翻訳が送られてきていた。 神戸大学の数学科が出している、 Rokko lectures in Mathematics の最新号として発表されたもののようだ。 訳者が送ってくれたものか、あるいは神戸大学の関係者が送ってくれたものか、 論文以外に何も同封されていなかったので分からない。 私自身は確率論を勉強する者として当然ながら、 マルコフ連鎖やマルコフ過程の概念を知っているが、 マルコフ自身がどんな研究をしていたのか、恥ずかしながら全く無知だった。 誰からか、マルコフ連鎖は文学研究に用いるために考えられた、 と聞いたことがあって(事実かどうか知らない)、 何となく、怪しげなイメージを持っていたくらいだ。 しかし、これをちょっと眺めてみると、 コルモゴルフよりも遥か以前に、 独立でない確率変数の列の大数の法則などについて、 興味深い考察をしている。確率論の先駆的研究と言えよう。 うーむ、大したものだな、と思いつつ、 一方では今こういう古典的な研究を発掘し、翻訳されて、 発表するというのも、地味ながら立派な仕事だなと感心した。 もちろんこういう仕事は研究業績とは見なされないのだが、 それでも大事な仕事であろう。

Tuesday, January 06, 2009

冬学期再開

7 時起床。珈琲だけの朝食をとって、すぐに出勤。 9 時から卒研ゼミI。最高記録更新の起こる位置の確率、 ブラックジャックの問題など。 最高記録が n 回目以降に更新される確率は 1/n なので (なぜなら、n 個ある場所の一番最後に最高点が来るときだから)、 最高記録が更新されるまでの期待値は調和級数になって無限大である、 と言うような話で、言われてみれば当たり前のことだが、 なるほどなあ、と思った。

午前中は雑用あれこれのあと、学生食堂で早めの昼食。 午後最初の卒研ゼミSは学生の都合でキャンセルされたので、 図書館から借りていた本を全部返却したり、 廃棄予定のハードウェアを学生にあげたり、いろいろ。 14:10 から「プログラミング演習」。 演習の帰りに学内の保健センタに立ち寄って用事を片付けてから、夕方帰る。 通勤往復の車内での読書は、 Bonfiglioli の "After you with the pistol". 帰宅後、お風呂に入って、 夕食は冷や御飯を使って納豆とオクラの炒飯、適当スープ。食後に煎茶。 夜は少しだけ論文書き。 全部で 10 ページほどの短いものにする予定だが、 既に準備で 5 ページ書いてしまった。

Monday, January 05, 2009

モーフィ時計の午前零時

9時半起床。いかんなあ、明日から朝 7 時には起きないといけないのに。 珈琲だけの朝食。良い天気なので洗濯。 並行して少し "SICP" を勉強。 電話機と照明器具を捨てる申し込みをし、郵便局に用事を片付けに行き、 そのすぐ近くのカレーライスチェーン店、 はっきり言うと CoCo 壱番屋だけど、で昼食をとり、 コンビニエンス・ストアで大型ゴミ回収シールを買い、 ドラッグストアで買い物をして帰る。 次は三条会商店街の中の回収所に蛍光灯を捨てに行く。 ついでに西友で食材を買って帰宅。

午後は論文書き。合間に本の整理、ダンボール箱の始末など。 何故かは分からないが、例外なく猫は段ボール箱が大好きだ。 何が嬉しいのか箱を見るとしばらくの間は、 入ったり出たり、飛び込んだり、飛び出たり、噛んだりしている。 しかし、うちのクロはかなりの年になってきたので、 以前ならあれこれと小一時間は遊んでいたところを、 すぐに飽きて居心地の良いところとルーチンワークに戻ってしまう。 年をとるとは大体においてこういうことだが、 落ち着いてきた、とほめられたりするものだ。 夕食は御飯を炊いて、目刺し、納豆、梅干し、若芽の味噌汁。

News: どうやら本当に出るらしいです (「国書刊行会 二月の刊行予定」)。 よくぞこの企画を通して下さった、 国書刊行会様の英断に敬礼。 チェスファンのみならず、小説読みならば買わねばなりますまい。 こんなレアでコアなアンソロジィは滅多に出ません。

Sunday, January 04, 2009

猫と昼寝

9 時起床。珈琲とジンジャーブレッドの朝食。 午前中は明日からの一週間の計画をたて、 少し Lisp の勉強をして、朝風呂に入った。 昼食はおせちの残りと御飯。 午後は一時間ほど猫と昼寝をしてから、軽めに今日のお仕事。 一応、序文は書き終わった。 夕食は鰊蕎麦とおせちの残り。 今日の夜は、TV で吉本隆明氏の講演会録画 (22:00〜23:30 ETV特集@NHK教育)を観る予定。 吉本氏の年齢からして、 生きて話しているところを見るのはこれが最後の機会かも知れないな、 と思って。

明日の月曜日はまだ冬休みで、6 日火曜日から大学業務の再開。 丁度二週間で後期の授業が終わり、一月後半の二週間は定期試験。 二月に入ると定期試験の採点と同時に、上旬は毎日、入試の採点。 中旬は修士論文の締切と公聴会。 以上の業務の他、一月の 15 日までに論文を書き、 一月中に大きなゴミ出しをして、引越しの見積と手配をし、 翻訳仕事のリプライが出版社からあれば対応し、 二月に入ったら家の修理と大掃除をし、 二月末から三月始めの適当な日に引越しをします。 引越し後の三月は業務に応じて新幹線で京都に通い、 ホテルから通勤し、他の日は東京で新居の環境を整えます。 四月からの仕事については、 昨年夏頃に上洛した天才プログラマKさんから 「内定出しといたからってCTOが言ってたよ」 と松ヶ崎の鮨屋さんで聞いた以外に、 今のところ何の情報もないので (そもそも仕事があるのかどうか……)、 以上の予定にどう影響を与えるかは現時点においては不明。

おそらく今年のこの blog は (四月から"The Return of..." に引っ越しますが)、 読む分には、大変に面白いものになるはずです。乞う、ご期待。

Saturday, January 03, 2009

電話機

9 時半起床。また寝坊。朝食は珈琲とジンジャーブレッド。 午前中は PC の環境をあれこれ整えたり、 趣味のプログラミングをしたり。 注文していた電話機が届いた。 本体が受話器よりも小さく、ほとんど通話機能しかない。 リダイヤルと、通話中の保留機能だけはあるが、 保留の間に「峠のわが家」が流れるわけでも、 「メヌエット」が流れるわけでもなく、無音になるのだ。この潔さが気に入った。 今まで長年使ってきた、ファックス付きの大きな電話機は廃棄予定。 生活の全てを、小さく、軽く、単純に。 朝風呂に入って、昼食はかけ蕎麦とおせちの残り。

一時間ほど昼寝をしてから、午後は論文書き。 と言っても、なかなかやる気にならなくて、 電話機を設置したり、机の上を片付けたり、 本を読んだり、メイルをチェックしたり、 blog を読んだり、マインスィーパをしたり、 フリーセルをしたり、あらゆる暇つぶしをしたあとに、 ようやくエディタを立ち上げた。 もう少しで、外付けキーボードの分解掃除まで始めそうになって危なかったけど。 せいぜい二時間ほど作業して、序文を書いた。 射撃しつつ前進、少しでも前に行くことが大事だ。 夕食は久しぶりに御飯を炊いて、おせちをおかずにする。 おせちの残りと黒豆などで、ルネ・ジョフロワ。

Friday, January 02, 2009

書き初め

9 時起床。少し寝坊。朝食は珈琲とカステラ。 起きたときは良く晴れていたのだが、すぐに曇り空。 時々小雨が降ったり、また晴れたり、おかしな天気。 とりあえず、雪になるほどには寒くないようだ。 午前中は寝床で、今年の家計簿を用意したり。 私は表計算ソフトウェア(OpenOffice の Calc) を使って、大変シンプルな家計簿と、月次の資産一覧表を自作している。 実際これで必要かつ十分なのだが、 一方では、 Windows とともに MSMoney におさらばして以来、 例えば GnuCash のような財務管理ソフトウェアを試してみたい気もする。 だが、複式簿記で管理するほどの家計でもないのと、 日本で使うにはあれこれ不便なこともあり、 なかなか実行できないでいる。

朝風呂に入ったあと囲碁番組を観ながら、また海苔巻、稲荷鮨、おせちの残りの昼食。 若手棋士が九路盤で対局するという企画で、非常に面白かった。 途中で、注文していたランダムアルゴリズムの本が amazon から届いた。 さて、何かお正月らしいことをしようかな、と、 二条駅横のシネマコンプレックスに映画を観に行く。 他の映画が混雑していたのと時間の関係で、「怪人二十面相・伝」。 松たか子の魅力爆発で、お正月にふさわしい B 級映画だった。 「良家の子女のたしなみです!」 が今年の流行語大賞になるかも知れない、 いや、なればいいな。 帰りにキャットフードなどを買って、すぐ帰宅。 夕食までの間に、 二週間で書き上げる予定の論文書きに手をつける。 執筆作業で一番難しい「書き始める」と言うステップはクリアした。 それだけなんだけど、まあよしとしよう。

夕食はまたおせちの残り、海苔巻、稲荷鮨でロゼのシャンパン。 夜になってかなり冷えてきたので、かけ蕎麦を追加。 私の実家のおせちは、 おせちと言うにはおこがましいほどの貧しげなもので、 重箱の中で一番豪華で美味しそうなのは卵焼きかな、と思うくらいなのだが、 料理をしないでよいのはありがたい。 茹でるだけの蕎麦も三食分もらってきたので、 明日も料理をせずに済みそう。 さて、夜は煮染めでもつまみながら、 「福家警部補の挨拶〜オッカムの剃刀〜」でも観よう。

Thursday, January 01, 2009

ロゼとおせち

昨夜の夕方、氷雨の降る中、和歌山の実家に到着。 一泊だけ実家で過して、今日の午後、京都に戻ってきた。 妹は紅白歌合戦を観ながら、 布施明の「君は薔薇より美しい」が名曲だとまた力説していた。 一体どこがそんなにいいのか分からないと言うと、 布施明はオリビア・ハッセーがほれたくらい格好良いんだ、 これは尋常でない格好良さなんだ、 と良く分からない説明をしていた。 まあ確かに、この一曲だけで毎年紅白歌合戦に出ているんだから、 余程の名曲なのかも知れないが。 夜は「美の壺」(錦鯉について)を観ながら、 自分で持って来たシャンパンを飲んだり。

実家でと車中での読書は "SICP"、 つまり「計算機プログラムの構造と解釈(第二版)」 (サスマン=エイブルマン=サスマン/和田英一訳/ピアソン)。 二章まで練習問題を解きながら読んできて、 面白いけれども Lisp って奇妙な言語だなあ、 しかも自分ならこうは書かないし、と思っていたのだが、 三章に入って謎が解けた。今まで一度も「代入」を使っていなかったのだ。 喩えて言えば、アイラ・レヴィンの「死の接吻」 の第一部を読み終わって第二部に入ったところで、 あることに気付いたときの感動と言いますか。 このあたりの話が猛烈に面白くて、夢中で読みふけっていたら、 気付くと京都に着いていた。

和歌山からオーシャンアローに乗って、一時間半ほどで京都着。 夕方に帰宅できた。 実家でもらってきたおせちと、巻き寿司と稲荷寿司で夕食。 おめでたい感じで、ロゼのシャンパンと。ロワイエ・エ・フィス。 夜は、"SICP" から簡単過ぎると思って飛ばした練習問題を解きながら、 TV で「相棒」でも観よう。